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こ ぐ ま じ ゅ ん こ 平成二十三年一月二十八日
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詠 み 人 知 ら ず 平成二十九年七月十一日
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風 花 平成二十七年四月四日
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と と ぅ 平成二十年十一月十四日
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絮 谷 新 平成二十八年八月二十九日
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片 井 俊 二 平成二十六年四月一日
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ま あ さ 平成二十九年一月十日
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リ ク シ ア ナ 平成二十八年十二月二十日
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美津村
エンジンをひときは激しく響かせて貨車ひく機動車踏切渡る
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ななかまど
回帰率一パーセントの鮭かえりふるさとの川笑みて流るる
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漸緑
呆けたる妻にてあれど幾たびも昔のことを語りてやまず
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夢花火
変わらない 化粧楽しみ 鏡見る 年寄り顔を 愛しく思う
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漸緑
我が妻は痴呆になりししかれども昔のことは憶えたるらし
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へし切
つくづくと一年を暮らす程だにも こよなう長閑けき 老いの年の瀬
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夕夏
いにしえのわかよひとよのよのつねとへんかをもとめつづりしおもい
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中康
暮れ近く いつもの道の トラックも見えるせわしく 急き立つ走り
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中康
暮れ休み 残り勝負は 後七日終わす仕事に 持ち越す決める
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漸緑
思い出は懐かしきこと数なくもはげしきことのいまだ苦しき
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