歌人一覧
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仙人の弟子
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代表作:
初夏の夜に 涼を求めて水まけば 土の匂ひに生命宿る
西園寺東彦
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おふくろの烹る若竹はやはらかく晝飯で知る春の訪れ
恣翁
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代表作:
娘から 合格したと 電話あり 獨り異郷で 祝杯を擧ぐ
桜田 武
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代表作:
安置せし犬の寝顔の安らかさ死とは思えず頬撫でてみる
千映2
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代表作:
君が漕ぐ花筏なら乗りますと深い眠りの春浅きころ
仔柚
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代表作:
肩寄せるカップル狙い突き進むそこのけそこのけスーツが通る
艸介
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代表作:
入道は青天井に倒れ臥し 大いに泣きて今日は夕立
夢花火
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代表作:
蓮華草 白い花摘む 幼子に 癒やされ笑う 二人の影だけ
継海
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代表作:
満開の桜を愛でに来た筈が何故か眩しい春の青空
しきしま
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代表作:
我が宿のつらつら椿つれづれに見やればひとつうぐひすの声
神崎 真人
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代表作:
雨受けて灰壁つたふその雫 すずろに流るる泪のやうなり
ハジメ
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代表作:
世の中はうなずけぬこと多々ありて心のほころび繕いながら
硝子
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代表作:
うちなびく春に散りゆく夢も花人も花とぞ先をあらそふ
海野 冬雪
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代表作:
鉄塔が 手に手に携え 弧の糸は 峰を渡るや 山を越ゆるや
茂作
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代表作:
初蝉の聞こえる方に耳を向け 鍬を休める朝明けのころ
夕夏
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代表作:
つきあかりとおまわりしてあるきたいあなたのかげがつかずはなれず
谷村思亜
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代表作:
淋しさは 幾百千万続きけり 魂消えてなくなる日まで
なりあきら
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代表作:
うちはへて 花は散りゆく 揺れながら 光眩しき 卯月の朝に
痴光山
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代表作:
白木槿やうやう尽きて秋めくを名残りの夏のいろ 百日紅
音蔵 雅秀
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代表作:
電話口言葉にならぬ声上げて父に応える子の愛おしさ
敦希
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代表作:
過ちに悔やむ泪は乾いたか 腫れ瞼の面 戒めはまだ
恵雪
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代表作:
暮れ残る空に寺院の鐘ひとつ塔を見下ろす十日目の月
ななかまど
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代表作:
迎え火がほんのり灯るやさしさで父母を待つ初めての盆
ながさき
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代表作:
1日も 早く元気に なられることを 筑波の里で 祈っております
美生子
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代表作:
「あの花がほしい」と母を困らせた川の中州に咲ける水仙
小林道憲
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代表作:
さくさくと沓の音のみ響きたり 神遷るらし闇の静けさ
舞
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代表作:
はるかから天使の羽が降るように音無く積もる君への思い
こいしかる
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代表作:
恋しぐれ花の雫は香り立ち幼き頬を赤く染めたり
兎桃
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代表作:
受取のサイン求める赤き手に知る由のないくらしを想う
秋日好
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代表作:
鈴なくし迷ふ小猫の足跡を荊の中に如何に見るべき
西手心黒
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代表作:
早朝に夜具を直すもつきづきし丸まる君と猫の背ふたつ
うすべに
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代表作:
指先が 世界のすべてになった夜 うつつに帰る雨はみぞれに
滝川昌之
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代表作:
夜遅く帰る子供に慣れてきて慣れることない妻を気遣う
さいおん
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代表作:
見まく欲る 宵にさ渡る ひさかたの 照るべき月の 雲隠りなむ
高松 蓮
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代表作:
皮むかれ 柔肌見せた 玉ねぎは 驚くばかりに 白き春色
へし切
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代表作:
戦とて誰が望みて死に行くか平和の在るは散華の上に
笹舟
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代表作:
雨明けて柳を飾る露珠を 散らして遊ぶ若き春風
杜鵑草
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代表作:
誰が魂を宿して來らむあげは蝶 精靈會にはまだ日もあるものを
草木藍
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代表作:
澄み渡る未明の空よオリオンと大三角を見上げて歩く
び わ
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代表作:
目が潤み「私一人で切れないの」亡母(はは)おもいつつ爪の介護す
睡密堂
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代表作:
虫の声気づけば絶えて街灯を頼りに帰る北風の町
KEN
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代表作:
会津峯のふもと敷きつむ蕎麦の花湖渡る風受けて白波
横井 信
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代表作:
寛解だ 回復の道 進もうか ふくらむ期待 不安も浮かぶ
Aquarius
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代表作:
悔いもなくすべてを詠んで逝きたいが数日何も思いつかない
卓
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代表作:
山風も 谷を賑わし鳥鳴けど頑なまでに残る白雪
只野ハル
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代表作:
観覧車 ひとまわりして 降りるとき 違う世界に 着いたらいいね
バジル
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代表作:
諍いも労り合いもいろはのい いのちの群れを家族と言へり
灰色猫
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代表作:
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
リクシアナ
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代表作:
雪溶けて百葉箱の顔のぞく春ひそやかに廃校の庭
トウジさん
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代表作:
暖を取り餅を焼きたる冬牡丹 癒しは変わらぬアクアセラピー