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気の利いたことも言えずに子どもらと ただ黙とうをした六時間目
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平成二十五年三月十二日
ちはやぶる神の御業か起きがけの しじまを破る沖つ巨浪
31





平成二十八年十一月二十二日
さらさらの冷やし茶漬けにぬか胡瓜 しゃきしゃきと食ふ熱帯夜かな
28







。
平成二十二年九月一日
呑まれたる邑は海市となりけるも   廃墟の土に芽吹く蒲公英
34


平成二十七年四月二十一日
潮焼けのデッキシューズを裏返し 何度払ったこの夏の砂
34




平成二十九年八月二十七日
天の河逢ふ瀬に浮かぶ泡沫は 流れて星のしづくとなりぬ
37




平成二十七年七月七日
役目終え 老いコイノボリはもう一度  河原の空を仲間とゆれる
31




平成二十九年五月二日
今はまだ 羽ばたきもせず閉ぢもせず  折り目あたらし 祈りづるなり
5


令和八年八月六日
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