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待ち人は 螺鈿の空に 時登る  槐の枝にも 見し背の影
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令和八年八月二十六日
鳴き足りて先に逝くもの弔うか やや寂しげに八月の蝉
6

 
令和八年八月二十六日
香り立つ白桃ひとつ供物より 下げて冷やせば妻帰りくる
10





令和八年八月二十三日
草原に風鳴る夕は青空も 拭き流されて姿留めず
7



令和八年八月二十五日
手の厚み 重み 温みを思い出す  月命日に月を眺めて
8



令和八年八月二十三日
ぼたり落つ 鈴なり熟した無花果に 戸惑う庭師 薔薇を切りつつ
6



令和八年八月二十五日
公園の大観覧車止まりたる  残暑厳しき午後の時間は
4


令和八年八月二十四日
安らけく 睫毛鎖せる瞼の 上に 天から眠り落ちけり
6


令和八年八月二十五日
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