うたの一覧
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へし切
降りしきる雨に若葉はつややかに日がな一日ながめて暮らす
24
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灰色猫
浮かんでは消える言葉が降りそそぐ未完の歌は未完のままで
27
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リクシアナ
春の霜とけて蒼空映す田に白鳥群れて落ち穂ついばむ
20
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滝川昌之
名も知らず十数年も顔馴染み同じ車両の戦友が消え
24
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恣翁
遅桜 香の烟に咽びつつ 暮れかかる陽に 散るを躊躇ふ
20
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へし切
君をのみ思ふこころは 深見草 涙の雨にぬれて色こく
19
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リクシアナ
緑青の煉瓦庁舎の前庭に遅き春きて水鳥遊ぶ
19
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秋日好
ヴィオロンの音さえ逆撫でする夜は何かに熱中しないと危ない
16
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リクシアナ
騒夜あけ音色澄む街有線の誰ぞ選りしかリュートの調べ
17
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滝川昌之
パティシエが燕返しで空を塗る低くひくくと薄雲を塗る
20
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へし切
まなうらに映る故郷のおもいでは紫雲英の畑にまろぶ幼子
18
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滝川昌之
大海へたどり着けない大勢の淀みで溜まり眠る花弁よ
18
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KEN
時惜しみ殘る櫻の一厘を雫に返す雨の思ひは
15
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夢士
春の野や今が盛りと蛍草青き花弁に春の陽を受く
17
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かげろう
幾百の青の鱗を斜にゆく凪見極めて鯛釣りの船
16
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† 鵺雛 †
習いしは生田にあれど 耳覚え 山田に馴染みし六段の調べ
16
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揚羽
花房をなまめき揺する時津風香は降り注ぐ八重藤の滝
18
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† 鵺雛 †
夜半にもの思へば陰気と傾くに眠られもせで雨だれの澄む
16
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恣翁
摘みてけむ蓮華の束の 陽炎に 置かれて 幽かに揺るる道祖神
16
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幸子
高みにて剪定されし欅の枝風に抱かれ目眩く落つ
15
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KEN
なずな摘む乙女の髮はさらさらと風に淺香の今日の午後かな
15
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美乃
風に色のなけれど藤の花ふさを搖すらば淡くむらさきに染む
15
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灰色猫
人類が絶滅しても鎮魂をさえずる鳥などいないのだろう
20
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揚羽
未だ淡き薫風に身を委ねむと胡蝶は絹の薄翅ひらきぬ
16
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秋日好
今日はもう眠って仕舞おう タイピング煩いからと追い払われて
16
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梟太郎
人知れず咲くかや菫この野辺に 頬を寄せればその香仄かに
15
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横井 信
なぜここを歩いているかわからずに空を見上げる夢を見ていた
15
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舞
小さ子のその背に余るランドセル新た朝日の通学路ゆく
13
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秋日好
花の色区別もつかず焦る夢うなされかたが可愛いらしかも
15
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夢士
七草の粥に焚かれし母子草春の野に在り優しき産毛
15
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矢車菊
海想ふ船のごとくに琴置かば鞆をたづねし春を奏でむ
14
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翠燕
貧しくも 温情なること 大切と いくら粧せど 心にかなはず
15
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揚羽
三笠山なぞえに憩う鹿の仔のはだらの背中に春の日の落つ
17
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† 鵺雛 †
心模様 男も女もあらで あるものを 他人の理解の及ばぬ哀しさ
14
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梟太郎
疲れ果て路傍の石に腰おろし 見知らぬ花と語らいて在り
14
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灰色猫
頭だけ賢い奴らさようなら牙すら持たぬ奴もさよなら
19
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舞
萬葉にうた一首のみ残し逝く名も無き者の吐息その詩
14
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矢車菊
引いてゆく波のごとくにあの人が言いかけたのにやめた言葉は
13
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砂乃
筆圧がかかって折れた鉛筆の芯に似ている僕の告白
14
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夢士
黒雲の切れて夕空三日の月北風吹きて花水木ゆれ
13
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吉野 鮎
湧きたちて山はみどりを競ひをり 藤むらさきの彩りに薫る
13
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只野ハル
街角の馴染みの本屋店じまい貼り紙に見る店主の無念
13
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桃紅
語るなくかざることなき花々の千種のいろに教へ隠して
12
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藍子
青柳のそよぐ姿の静けさに喜怒哀楽も隠してみたし
13
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横井 信
冬を越し役目を終えた葉が落ちる優雅に舞って根元を守る
13
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柊:
風眠り街はしづかなもの思い せめてもの春 飾り戸棚に
13
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横井 信
柔らかにそよぐ空気を潤して雨は静かに若葉のしずく
16
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舞
花咲かぬ木の青葉さえ心待つ残雪の山北国の春
15
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美乃
來しかたを仰ぎてみれば夕星のかそけくもなほ道をしるせり
12
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かげろう
ぺたぺたとハイタッチ行くおはようの黄色い列は声弾ませて
12
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