うたの一覧
(カテゴリー:全カテゴリー 並び替え:人気順)
全カテゴリー(総合)
恋愛
結婚
友達
仕事
学校
時事
家族
子供
自然
挽歌
その他
新着順
人気順
滝川昌之
御朱印を集める妻は十月の出雲のような一冊を持つ
16
もっと見る
恣翁
豆腐屋の軒に下がりし縄暖簾 染み込みにけむ油の臭ひ
18
もっと見る
恣翁
春寒の夜を深みて 濃やかに 依稀たる細雨 杜を籠めたり
14
もっと見る
へし切
たましひを枝に残して落ち椿 恋のほむらは散りて知るらむ
14
もっと見る
へし切
菜の花や一雨ごとに暖かくなると思えば花冷えもまた
13
もっと見る
うすべに
雨音に夜のとばりのむこうがわ ふとふり返る過去の方角
15
もっと見る
ななかまど
雪のこる山の傾りに吹く風は春を奏でてゆくオルゴール
13
もっと見る
滝川昌之
馬の背に上がれば砂丘の海風に身を清められ明日は出雲へ
17
もっと見る
茂作
春泥に轍の殘る朝ぼらけ ひとすぢ清く日上がらんとす
14
もっと見る
へし切
風のよに白雲のよにさわやかに残る齢をなほ穏やかに
13
もっと見る
茂作
枯れ果つるあぢさゐの枝に新しき みどり芽吹きて春雨の降る
13
もっと見る
茂作
春の夜に文讀みをればとなり家に 湯あみの音のかすかに聞こゆ
13
もっと見る
滝川昌之
出雲路を一畑電車の単線が菜の花ゆらし一輌でゆく
16
もっと見る
横井 信
降り続く雨でも鳥は元気良くすいと横切る春のベランダ
14
もっと見る
KEN
日を閉じて梅に降るかも淡き雪 時を止めれば夢散らずやと
15
もっと見る
ななかまど
行く冬へわれは詩を貼る辛きことみんなたずさえ顔上げて去れ
15
もっと見る
美生子
人知れず里山に咲く花よりもなお愛しきは野原のなずな
12
もっと見る
美生子
市ケ谷の駅より見ゆる釣堀に真白く咲ける水仙の花
16
もっと見る
横井 信
雨行けば桜の花もほころんで新たな本の表紙をめくる
11
もっと見る
杜鵑草
来む世にも逢ひやすべきと朝夕に般若心経唱へつるかな
8
もっと見る
うすべに
半袖に大きなリュック まだ固いつぼみ見あげる青い旅人
12
もっと見る
横井 信
陽だまりに寝ていた草も起き出して小さな花の誘う春風
16
もっと見る
杜鵑草
とにかくに春は来にけりまことしき冬の来ぬこそおぼつかなけれ
9
もっと見る
秋日好
ひとたびと心に決めて言問はむ何より吾が悔やまぬために
8
もっと見る
うすべに
気もめいるそぼ降る雨に青い影 屋根の上からいろんなメロディ
9
もっと見る
ななかまど
思い立ちイヌノフグリと名付けたる牧野博士よ春が始まる
19
もっと見る
恣翁
温かき煮しめの香り 漂ひて 火点し頃の靄に溶けゆく
9
もっと見る
兎桃
遅寒の霜に倒れしエンドウもその身を起こす穏やかな雨
8
もっと見る
トウジさん
肩なんて濡れてもいいとお互いが相傘寄せやる春の糠雨
5
もっと見る
草木藍
花冷えと春の嵐と曇天に見る人もなく震える桜
9
もっと見る
舞
若いころ惚れて別れたひともまた老いて望むかこの三日月を
11
もっと見る
舞
登り来て悼む社のクルス像ぬかづく影は深き静寂に
8
もっと見る
舞
いつの日か妻と来ようか仕事終え名知らぬ湯宿露天湯のたり
8
もっと見る
狂い咲き
久方の 光のどけく 桜花春風つめて 蕾緩みぬ
6
もっと見る
トウジさん
幾たびも生まれ死にゆく数多星煌めくままよ君は恒星
7
もっと見る
トウジさん
春寒に気が早いねと薄笑い構えととのう花見灯篭
7
もっと見る
杜鵑草
ともすれば訪ふべしとのみ思ほえて摂津の方を千度見にけり
6
もっと見る
なりあきら
春風は 見える見えざる 様々に 咲ける咲かざる 気の向くままに
6
もっと見る
シダ
啓蟄のいづこにやある寒空の春は暦にのみぞありける
6
もっと見る
兎桃
ご褒美に貰ったような春の陽に蝶の舞う庭洗濯を干す
5
もっと見る
仙人の弟子
香り立つ 木蓮の春 思い出す 懐かしき人 戻らぬ日々よ
7
もっと見る
笹舟
補陀落を彼方に望み松風は 潮に洗われ香まで渡らず
4
もっと見る
継海
静寂を打ち消す月光黒猫が片眼開きて草木起こす
4
もっと見る
夢花火
短めの スカート履くの 戸惑いて 膝丈隠す 君の視線に
4
もっと見る
継海
臘月や姿隠して何故に泣く雲に紛れて消え去るように
4
もっと見る
波端
幾久し時の流れにあらはれて夢に耀ふうつつのかけら
5
もっと見る
び わ
菜の花が庭のあちこち黄色で飾りじっと眺める妻の作品
5
もっと見る
夢花火
ゴロゴロと 雷唸り 空を飛ぶ 龍神様よ おさまりたまえ
5
もっと見る
兎桃
浅茅生の宿にも春はめぐり来ぬ往時の名残木瓜の赤花
6
もっと見る
音蔵 雅秀
久方に見る青空は ちぎれ雲 無数に浮かび 風凪動かず
4
もっと見る