うたの一覧
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へし切
春来ぬと人はいへども鶯のものうかる音に花もにほはぬ
21
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滝川昌之
五分咲きの梅引き留めて粉雪は急ぐ娘を諭すがごとく
23
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うすべに
細雪 落ちた椿に薄化粧 遠くお寺の塔かすませる
20
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滝川昌之
梅が枝をわたる小ぶりの鳥影は貴女でしょうか、ミス・モスグリーン
21
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かげろう
山門に浚いのかぜを待ちわびてはためき残る枯れ落ち葉かな
18
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灰色猫
渇きゆくオアシスたちに弔いを勤めを果たした水辺に花を
20
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かげろう
陽は粒で撒かれ大土打ち鳴らし光の春は浮き出でにけり
17
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灰色猫
草庵を抜けゆく風や茶を点つる主もあらぬ柴垣鳴らし
18
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灰色猫
コンビニの夏の夜勤は涼やかなアクアリウムの水槽みたい
19
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芝桜
心地よき妻の寝息のビージーエム 一首と思えどまどろみの中
16
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へし切
悲しきは県民投票なし得ても国に届かぬ海人の思ひ
18
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秋日好
鉄道が西陽に向けて走る時ケントの牧場は青藍暮色
17
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かげろう
オカリナは抱いた小鳥の温もりをその手に返す儀式にも似て
15
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滝川昌之
田起こしの土の匂いを運び来る風は辛夷の枝端くすぐり
20
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秋日好
今日ひとつワイルド・チェリーのほころびて花霞み待つみっつよっつと
16
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芝桜
首傾げ餌を待つセキレイ愛しくて 妻とほぐせるパンとサブレと
19
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秋日好
マフラーが落ちないように巻きつける母の手を今思い出している
15
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へし切
春の着る霞の衣うららかに花なき里に鶯さそふ
17
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夢士
咲き初む河津桜に鳥あそぶ見やる頬には如月の風
14
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もみじ☆彡
山里に 姿見えねど かそけくも 忍びてなほも 匂ふ初梅
14
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うすべに
風ぬるみ 花芽をほぐす薄ぐもり ぼやけた影を踏みゆく散歩
14
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うすべに
にわか雪 群れにはぐれたみやこどり 鴨にまぎれて淀みに浮かぶ
13
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*柊
闇の中つと手をのばすエチゾラム不意にまぶたを開く不安と
17
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もみじ☆彡
木枯らしの わたる 狭庭に 山鳩の つがい餌をはむ さまこそあはれ
12
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KEN
まだ眠る 椿の魂を 見上げれば 朝陽に微か 春にほふ息
13
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つゆふみ
カーナビに導かれた夜「除染中」旗手招きす山木屋の前
15
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ニキ
君逝くはいずへの方と見上ぐれば溢れる砂金のごとき日沒
14
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横井 信
真っ白な洗濯物がベランダでそっと受け取る朝陽の波動
15
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KEN
乳を乞ひ 母呼ぶ兒の 聲眞似て 春先の風 吹けど哭けども
14
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横井 信
星刻む季の流れに人もまた月を見上げてその身を削る
13
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KEN
人智れず 霞櫻の舞ふやうに 人智れず舞ふ 夜半の粉雪
12
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美乃
ともすればたどたどしかる初音にもつられて笑める梅の花かな
13
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美乃
たまさかに生きとし生けるものにありてけふのひと日を思ひ過ぐさむ
13
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もみじ☆彡
品定め きみの好みの チョコレート 今日はふたりで コーヒーお供に
12
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夢士
薄日差すフィールド走りボール蹴る如月の今日「完治宣言」
12
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コタロー
淀みたる池に釣り人絲垂らし風に吹かれて細波の立つ
12
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行中納言中将知邦
交野なる花はにほへど溝川に 流るることを惜しとこそ思へ
13
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横井 信
文字盤の上を旅する秒針にとまるひかりに囚われていく
11
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千映
コロッケが一個五円の包み紙新聞に沁むウスターソース
13
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雪柊
幼児とビーズで遊ぶ母の背が小さく見えて上着掛けやる
14
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夕夏
はなのさくしぜんののはらよくみればしゅんかしゅうとうすみわけており
11
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紗響
色となす時のちぎりのゆくすゑをいのりてあすのいしづゑとなす
11
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蔓葵
梅の花香をのみ分きて誘ふらむこころある風さくらにも吹け
11
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リクシアナ
みどり児と里に安らぐ七日月あわき雪降る揺り籠の夜
22
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千映
独り身の影見え隠れするあなた桜の造花手にする勇気
10
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揚羽
佳きことの弥重く春を祈り置き身が身は経りぬ髪白くして
12
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蔓葵
もろこしの乙女子もがな散る花のはかなかりける大和島根に
10
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夢士
口を吐き出づる言の葉風に舞う謝罪したとて撤回できぬ
10
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蔓葵
うら若きゆふつけ鳥も時知りて今日うぐひすの空音をぞする
10
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五條榮水
凍む素足 木床軋ませ擦る型 浚いの長き 袖色の濃き
9
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