うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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滝川昌之
惑わせる遊女のような色艶でカサブランカは夜に香る百合
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詠み人知らず
梅雨冷えにすりよる猫を抱きしめ膝の上（え）に眠る温もりもらふ
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ななかまど
口すぼめゆっくり息を吐きおれば梅雨のこころもおだやかに過ぐ
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西村 由佳里
黒猫が寝そべっている何思い何を感じて何をするのか
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つゆふみ
円なんて通貨が生き残れるものか人生百年 二千万だとぉ？
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もみじ☆彡
「不良品」「悪魔」と呼ばわる レッテルは 彼方と此方を 隔てる呪い
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へし切
老いゆけば露の命の愛しかり時雨にぬるる庭のあぢさゐ
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芳立
居るべきか立ちゆくべきか梅雨寒ののちに来む世はなにと知られず
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詠み人知らず
滑らかに鎖骨に当てる心地よき固形石鹸そんな雨の日
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詠み人知らず
蛙群れ唄う力は夜に栄えて吾は袋提げ塒に帰る
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さえね
滅びゆくまちに生きればわがこともやがてきえゆくまぼろしならむ
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只野ハル
眠れない羊が何匹道の果ての崖から落ち続けても
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只野ハル
都会雑踏迷う辿り着けぬまま疲れて帰る雨も降る
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只野ハル
交わらない平行線の変わらない距離に疲れて振り返っても
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舞
父見上げ甘える少女無邪気にも頬染め母と女競いて
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舞
銀河降る光りを進む鉄道の鉄路となるか飛行機の雲
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恣翁
パンパンと 尻打つ音の高くして 背仰け反らす女ぞ 愛しき
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び わ
希望もち空高く舞い無限にて太陽あれば月もあること
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衣装箱
人混みでオーダーバッグのカラフル共に選びし亡き友の色
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彼岸花
うち靡く 黒髪指で かき分けし 白きうなじに 落とす紅花
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