うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
朝練のサッカーの子ら緑陰にのがれてアイスにほっと嬉し気
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煩悩
言の葉に艶を与えるその口の中でひととき水浴びをせん
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舞
吾れもまた愚かであったと若者ら見ては偲びつ美しき日々
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つばす
アジサイやどうしてそんなに青い顔 隣もほろ酔い赤い顔して
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桜田 武
妻の風邪回復の兆し空仰ぎ心と脚軽くサイクリング
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桜田 武
お盆に備え墓掃除思い込め墓石みがく初夏の風涼し
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桜田 武
ジェット機の突き進む紺碧の空戦なき世飛行機雲映える
5
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松本直哉
かれはてしなみだのもとをたづぬればかなたに消ゆるなつの逃げみづ
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舞
いつの日か使命を待ちて夏冬を黙してたてる黄の消火栓
6
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舞
恋初めし頃を偲べば流星の煌めきつける傷のごとくに
5
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青き銀椀
お互いに体気遣うタバコ屋のお母さんとは窓越しの仲
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び わ
ただいまと家内買物からかえる眼がパット開（あ）きまた力出る
5
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横井 信
公園の展望台で頬撫でる風は涼しく折り紙飛ばす
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横井 信
一二歩としびれた足で駆けてみる静かに届く梅雨入りの声
9
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つばす
上弦の頼りなさそうな月なれど少しは暗夜照らしておくれ
5
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青き銀椀
のるかそるか共に踊ればなつかしう聞けばポルカの愉快に楽し
9
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つばす
あじさいをじぃっと見つめていると恥ずかしそうに赤くなったね
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トオルちゃん
似合うよと寡黙なきみがほめるのでまた塗り直す黒のマニキュア
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彼岸花
秋草の 結び契りし あの夜の 末の言葉の 問わず語りか
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可不可
足音が迫って来たらスクランブル 長いトンネルみたいな夜道で
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