うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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只野ハル
悔悟なき介護などある筈もなく褒められる度その想いする
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へし切
うなだるる花もはつねつ外来に 医者の見立ても雨乞い頼み
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へし切
書寫山や言ひなほすたび崩れたり 吾老い惚れて赤ちゃん返り
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うすべに
まぼろしの下駄はからころ洗い髪 遠い花火にざわめく夜店
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煙 亜月
世が世なら手打ちにしていたところだが武士の情けでミュートで許す
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仙人の弟子
ライオンも象もライトに照らされて動物園は夜も涼なし
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痴光山
歌丸と六代目円楽、木久扇の 居らぬ笑点なんぞ笑点
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Chico
う な だ る る 花 も は つ ね つ 外 來 に
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Chico
書 寫 山 や 言 ひ な ほ す た び 崩 れ た り
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夕夏
たれそしるおやのおしえでさえしをまえにしてこうかいしましてかみ
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海野 冬雪
太陽に焼かれた鉄路や制服や 東に陽炎 西に積乱
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海野 冬雪
太陽に焼かれた鉄路や夏休み 陸に陽炎 空に入道
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中康
セミ鳴けば 暑さ増すなり 山寺に雨乞いしよう 理屈は置いて
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中康
この暑さ 体温よりも 気温高どうするべきか ホメオスタシス
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兎桃
共白髪元より耳の遠ければ蝉の時雨に会話も難し
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つばす
夏の午後シルバーテニスでもめている 記憶が曖昧試合が進まぬ
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つばす
蝉しぐれ僅か二十日の生き様に 種を残す熾烈な婚活
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つばす
生命の無常を感ず蝉むくろ アリが解体生命を紡ぐ
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つばす
一夏を一気に駆けたその印 歩道に点々蝉達のむくろ
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つばす
我が頭上シネシネシネと鳴く蝉は 葬儀会社の営業マンか
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