うたの一覧
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ひよどりよりこ
丹念に心に息を吹きかけて曇る色こそ月と呼ぶべし
2
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茂作
野分過ぎ花を落とした百日紅蹈むをためらふくれないの道
11
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渡 弘道
馬鹿息子西瓜送って返事無し金の催促ないだけ良いか
4
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Aquarius
震度5のもうじきブラックフライデー今期これより地震始まる
1
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舞
月光に耐えず鳴き出す虫の音を肴に静か酒の沁みいる
6
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中康
故郷の 若者都会 別れ際家解体の 費用残せと
0
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中康
故郷の 団塊が減る 夢の跡空き家が残り 廃屋増える
3
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Hatabou
嵐去り青空高く見える日はあなたにそよぐ風になりたい
4
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Hatabou
イモムシは我が家の三つ葉食い尽くしアゲハになって帰ると嬉し
1
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びわ
引っ越しに思わぬ手間がぞろぞろと次第に整理荒くなりゆく
3
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横井 信
いつもより早く流れる雨雲のそっと見下ろす倒れた稲穂
9
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うすべに
ころがった仲間弔う法師蝉 明日は我が身とたしかめて鳴く
7
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煙 亜月
むずかしいうたはしらない「アイシテル」何個つめ込みあんたに送ろか
0
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煙 亜月
明けるたび夜は長くなるというこのまま明けるな君とはコンビニ
1
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痴光山
公園の広場の古木は切り株へ 年綸語れる花の生涯
4
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悠和
パソコンをしながらテレビ見ることが出来なくなった、老いが来たのか
1
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恣翁
情死まで 暫し逡巡するごとく 此の世の最期に 咲く花を見る
7
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継海
土砂降りと屋根に蔓延る雷鳴に ちろーちろーとただなくばかり
8
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へし切
お見合いでふたり出会って恋を知り共に歩んで愛を育み
8
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凌霄花
蘊蓄を たれて一服 白湯をのむ 良薬口に 味を残さず
8
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