うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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横井 信
秋の夜の涼しい風に中庭でゆっくり降りる小さな葉っぱ
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ＫＥＮ
木の小径 つるばみ並べし 人有りて 誰に伝へむ 深まる秋を
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杜鵑草
みさをなる心なりせばよからましあやにくげなる瀬戸の夕暮
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萱斎院
おもひ知る そのひとことをたのめしもうきよのはてに雲隠る月
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敦希
知るまじや如何にせましと常思ふ 清げなるや君燻らせむや
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うすべに
ほっこりとあたたまるのが楽しみに 虫のこえ聞くわが家の温泉
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草木藍
対岸の水面に揺れる街灯り暗い岸壁秋風寒し
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小林道憲
台風に倒れしコスモス地に這いて それでも根づきて花を咲かしむ
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Aquarius
存在を否定してると目に入るすべてが我を否定してくる
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滝川昌之
白は僕マゼンタ色は君だから秋桜二輪風に触れ合う
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痴光山
中秋の公園に踏むどんぐりのくぐもる音ぞ世を去る絶唱
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ななかまど
いつまでも母の居るとふ錯覚の夕べの夢の続きをさがす
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凌霄花
気怠さに纏いつかれた老いの身にここまでおいでと秋の虫鳴く
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燕子花
天仰ぎ暗く淀めぐ雲翳を靜かに染めた彼岸花を見る
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只野ハル
バスタブにお湯をはるのは久しぶり肩まで浸かって思わず「あー」と
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詠み人知らず
フラジール 彼に歌えば 気を込めて 震える声に 浮かんだ涙
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詠み人知らず
狭き部屋 喉を鳴らした 歌い手に ライバル来たり 秋の鈴虫
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詠み人知らず
靴下の 絵柄揃えた 冷えた足 手袋近し 秋の夕暮れ
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トウジさん
炎天に耐えて牡丹の蕾つく春に披露と流す秋風
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Aquarius
金目鯛刺し身で食えば凡百で煮付けにすれば天下一品
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