うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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茂作
鶺鴒の小走り止めて振り子かな 土の蟲らが這ひいずるころ
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さかいさかい
福々とお日樣の匂ひとぢこめた若き日の君クラウドに眠る
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恣翁
催花雨を照らす灯りの点く部屋に 土の匂ひぞ 充ちてゆくなる
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横井 信
北風の寒さに耐えた庭先のみどりの草の起きあがる春
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うすべに
山霧に花をもよおす雨の音 春の嵐の遠雷ひびく
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さとる
雷が空うち鳴らし 春驟雨 花見せぬ間に 桜散らすな
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痴光山
ひとの飼ふ生きものへの仕打ち酷ければ 器物損壊罪よクールジャパンは
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カプチーノ
何十年ぶりに歩いた通学路知ってる家に知らない表札
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たく
外を見る 笑いながらも 君の目に 涙が見えて 拳を握る
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シダ
風の香の季の移ろふを告げゆけど常にこの身に沿ふ希死念慮
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たく
哀しみが 僕を包んで 離さない 春雨に似た 君の悲しみ
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詠み人知らず
変わりゆく街の面影 一切の感傷与えず重機は唸る
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詠み人知らず
ミロードもアルタも消えたあの街の面影探しゆくガード下
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詠み人知らず
青春の残火求めてゆく街の面影消えて吹くはビル風
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谷村思亜
薄紅は命の色の愛しさよ 愛しき色よ 花よ桜よ
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谷村思亜
薄紅の花の赤子はふくらみて 夢色の国の種を秘めてる
1
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谷村思亜
おちこちに薄紅色のほころびて 咲き急ぐ事なかれ桜よ
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へし切
抜かれたる大根穴の戦きや 地獄の底まで吾を誘へ
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へし切
もくれんの花が咲いたよ純白の君が姿にさも似たるかも
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中康
冬タイヤ 交換時期が いよいよにミニ衣変え 暑さ寒さに
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