うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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ななかまど
手のひらの皺にひそめる菜のたねの一万粒を春に託せり
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へし切
あの頃は貧しき中にも楽しみが希望と言ふ名の明日が見えた
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中康
わび住まい 夕暮れ早く 雨模様面影に立ち 酒沁みる宵
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中康
雨催い 枯ればむ林 高き桑頂き枝に からすの見張り
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舞
校庭に子らの声する異世界の夢の如くか我も居た頃
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びわ
過ちは物の判断間違えに注意不足の自分を叱る
3
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恣翁
烟りたる朝雨の 街を濡らし染む 秋好みなる侘びしき色に
9
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茂作
かりそめの別れの泪洩らすまじ哀しみばかり君と作れば
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うさぎのみみ
羽広げ古巣飛び去る朝あからひく たぐいなき道 ひとり進みゆく
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ふわり
イントロが好きなこの歌 中毒にされてる感覚 のまれる錯覚
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ふわり
てっぺんを過ぎて我が瞳は輝きて 黒猫さながら夜に紛れる
6
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横井 信
帰り着く家の灯りにゆっくりとひと息ついて開ける玄関
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千映
礼状を出した二人が同じ日に時間差で来る元気な電話
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falcon
夜半の雨軒のしづくの音たへて夜間飛行の遠くきこゆる
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うすべに
こざむさに萩うなだれる宵の雨 冬のにおいにパーカー羽織る
8
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兎桃
帰国便エンタメ集に見つけたりスプリングスティン甘き思ひ出
2
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渡 弘道
天高く小康の空仮退院冷蔵庫にスーパードライ
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継海
たらちねの 母の草履の 金赤の 末広がりは 玉砂利のあと
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痴光山
葉の裏に種を数多下げ庭占むる 小蜜柑草は秋の主敵ぞ
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ななかまど
流れゆく車窓の景をまなうらに追えばいつしか海ひらけおり
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