うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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さかいさかい
春の陽に 太陽のごとき 君がゐて我らはまはる 衞星のごとく
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へし切
ひたむきに生きよと言ふか藪椿 陽ざしとどかぬ葉の陰に咲き
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中康
春雪の 下はひと足 ふきのとうわらびゼンマイ 山の楽しみ
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中康
雪国の 春は忙し 梅が咲き間がなく桜 田打ち始まる
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夕夏
とらんぷがぶつぶついってゆしゅつにゅうかねをつかわずかんぜいかわせ
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舞
なごり雪肩寄せ歩むカップルの背にも優しく降る時を知る
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よひら
本音から話せる人の集まりて受験仲間は今も戦友
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びわ
庭仕事家内必死に膝曲げてダンゴ虫追い吾ただ眺め
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茂作
つくしんぼ手にもて歸る子供らに 幾たび會ひし里山の路
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千草
彼の人が「近きにあり」と遺したる「夜」に怯えつまた日は昇る
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うすべに
葉をゆらす一陣の風駆けぬけて 木洩れの月の影もさやかに
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仙人の弟子
水仙が春雨に濡れ寂しそう待ってるからね雪が舞う頃
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只野ハル
もどかしいテキスト越しのやりとりのＬＩＮＥの君も笑顔なのかな
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横井 信
雨の日の花を啄むひよどりの濡れた背中を山に見送る
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恣翁
落ち椿 静かな春を動かせて ぽたり水面を赤く染むめり
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夕夏
すべからくこぐちたすうにねらいつけぜいちょうしゅのごときりょうきん
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痴光山
今日食みし三食と明日の三食の あれこれ想ひつつ聴く「深夜便」
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わかばみち
ぶつけられた怒りはすぐに解けずにとどまってるから止まり木で休む
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兎桃
右上に残りし奥歯愛おしく刷子買ひ来て繁に磨かむ
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ななかまど
まだ残る冬将軍の足軽が雪を降らせて春は足ぶみ
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