うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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恣翁
閑さや 岩にしみ入る蝉の声 脳に届く耳鳴りに似て
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松本直哉
吹き消せばくらやみのなか手さぐりにさがしもとむるやはらかきもの
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Chico
住人を驚かせぬやう愼重に持ち上げてゆく マザーボードの
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Chico
みづたまり あちらのひとが ちよこちよこと覗ゐてゐるよ 潛望鏡で！
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Chico
覗かれて知れこの宇宙のおほきさを 震へて止まぬ望遠鏡に
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Aquarius
矛盾かなゴチに繋がる一口を食べたくもあり食べたくもなし
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茂作
當麻寺案内の女一人ゐて 陰らう奧に蓮の曼荼羅
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継海
夏が来た 白い絵の具でもくもくと一気に描く 上昇気流
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中康
朝靄の 開いたハスに 台座あり阿弥陀様立ち 後光射す様
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中康
ハスの花 開きて中は 黄金色ハス実大事に 支える花芯
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仙人の弟子
この夏は空の青さが寂しいなどこにいるのかミンミンゼミよ
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夕夏
あきやふえひともふえぬにたくちなみかぜいふやすは無農の証
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舞
記念日も飾ることなくやや高い酒を開けては静か夜二人
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びわ
気を遣い家内一人で買い物に私の体調不安とみてか
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うすべに
うすももの夏の思い出白い砂 水着の跡を抱きしめた腕
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横井 信
どっしりと入道雲の立っているセミ鳴く朝の夏の青空
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スヌーピー
街歩き北歐の地よ美しき動けぬ私も旅した氣分
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夕夏
いなかほどこていしさんぜいあがるやごくつぶしだなぎょうせいきかん
2
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ななかまど
下野草ひそかな恋を抱きしめて名を告げぬまま夏は更けゆく
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海野 冬雪
やっぱし 壊したのかな、ひとつ星 我が腰痛は加齢のせいとか
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