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 只野ハル
				
		飲み屋出て駅のトイレで俯けばば靴ひもほどけていたんだけど
		4
				
					只野ハル
				
		飲み屋出て駅のトイレで俯けばば靴ひもほどけていたんだけど
		4
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	 痴光山
				
		アラヒィフに逝きたる母と話したや 聞かぬ気の二十歳は今八十路
		5
				
					痴光山
				
		アラヒィフに逝きたる母と話したや 聞かぬ気の二十歳は今八十路
		5
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	 継海
				
		愉しげに 戲れ合ふ雀 十字路を映すカメラに 双翼映る
		10
				
					継海
				
		愉しげに 戲れ合ふ雀 十字路を映すカメラに 双翼映る
		10
		 
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	 たく
				
		 あの時の 涙の訳が 分からなく 悲しくさせる 里の雨夜は
		4
				
					たく
				
		 あの時の 涙の訳が 分からなく 悲しくさせる 里の雨夜は
		4
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	 たく
				
		 笑ったり 泣いたりしても 怒っても 優しさだけは 残っているよ
		2
				
					たく
				
		 笑ったり 泣いたりしても 怒っても 優しさだけは 残っているよ
		2
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	 ななかまど
				
		夏野菜採りつくしての棚仕舞い十指の指に秋のしみ入る
		10
				
					ななかまど
				
		夏野菜採りつくしての棚仕舞い十指の指に秋のしみ入る
		10
		 
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	 草木藍
				
		秋晴れにここぞとばかり大掃除姉さん被りにはたきを持って
		5
				
					草木藍
				
		秋晴れにここぞとばかり大掃除姉さん被りにはたきを持って
		5
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	 中康
				
		晴れ待つも 山の天気は 我に無くそれでも待とう 秋の夕暮れ
		3
				
					中康
				
		晴れ待つも 山の天気は 我に無くそれでも待とう 秋の夕暮れ
		3
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	 中康
				
		山肌を 滑らぬように 足を置き待つ山人に 心を交わす
		1
				
					中康
				
		山肌を 滑らぬように 足を置き待つ山人に 心を交わす
		1
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	 色糸
				
		山路を鹿の柵せきぬれど行けば花ふる風や涼しき
		3
				
					色糸
				
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		3
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	 恣翁
				
		失恋の 病む傷痕を見つめつつ 過ぐしたりける独り寝の夜
		12
				
					恣翁
				
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		12
		 
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	 舞 
				
		迷い人迷いて出逢い二人して迷い愚直に二人三脚
		7
				
					舞 
				
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		7
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	 西手心黒
				
		こうこうと月がおおきく見える夜にひとたば残りしそうめんを煮る
		6
				
					西手心黒
				
		こうこうと月がおおきく見える夜にひとたば残りしそうめんを煮る
		6
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	 西手心黒
				
		こむらつる床に転びて息白く駆け足に過ぎ秋はみじかし
		2
				
					西手心黒
				
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	 びわ
				
		転倒す急いでバスに乗ろうとし足踏み外し闇の世界に
		3
				
					びわ
				
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		3
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	 茂作
				
		本を伏せひかり斜めの圖書室の外見る少女何をおもへる
		11
				
					茂作
				
		本を伏せひかり斜めの圖書室の外見る少女何をおもへる
		11
		 
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	 横井 信
				
		あぜ道にふわりと秋の蝶の舞うちょっと涼しい小雨降る朝
		6
				
					横井 信
				
		あぜ道にふわりと秋の蝶の舞うちょっと涼しい小雨降る朝
		6
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	 兎桃
				
		明日には我も乗るらし旅客機を今日は見上げて田に草を抜く
		4
				
					兎桃
				
		明日には我も乗るらし旅客機を今日は見上げて田に草を抜く
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	 うすべに
				
		からす追うつるべおとしの夕闇の すすきの影の月のあかるさ
		6
				
					うすべに
				
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	 痴光山
				
		世を笑ひおのれを嗤ひて過ぐる酒 マジにて止むる妻の亡ければ
		5
				
					痴光山
				
		世を笑ひおのれを嗤ひて過ぐる酒 マジにて止むる妻の亡ければ
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