うたの一覧
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そんじょう
親孝行出来ぬと泣いた夜独身男低収入
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そんじょう
彼氏に寄りかかる彼女の顔は彼氏が見たほうがいいと思う
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トウジさん
冷ややかな空風のなか混じりくる昔の上司と忘年会
4
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うすべに
頬を切る比叡おろしに紅のかげ 秋のなごりと白壁そめる
6
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茶色
冬晴れの風吹く中で散り果てる公孫樹の様車窓で眺め
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痴光山
冬木立の見守る中に残り葉は 乾坤一擲 旅に舞ひ出づ
4
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ななかまど
新しき年すがやかにと思えども捨てきれぬ欲念あまた
8
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兎桃
物忌の女の空席哀しみて忘年の会静かにもてり
2
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へし切
世の中に目に余るものの多かれば何かは人を易くとあざむく
8
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継海
鯵二匹買って来いとの意を受けて買った事無し君の検索
2
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継海
茅伸びる池土手走る児童らの足音だけが駆け抜けた日々
2
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彫出 画
蜘蛛の糸掴みきれないもどかしさ見あげる先の幸い憎し
1
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舞
雪積もる街は迷い家黄昏にゆくは山女か影は妖しく
4
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び わ
最近は妻の仕事に手を挟む少しぐらいは役にたつかも
3
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茂作
山の邊の道を歩める人多し 三輪山詣で古もかく
7
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横井 信
まだ寒い駅のホームの陽だまりで夢中になってページをめくる
6
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みつ鷹
食べてない まどいはりつめいう母の 目の底と胸の白いひと粒
4
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さきを
気が付かないと笑うみんなに気付かないフリする貴女にみんな気が付かない
1
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うすべに
指先のささくれ握る寒い夜 天狼星のあおいまたたき
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雪の田舎
ふりやみて雲は流れて冴ゆる夜は白湯の温みも頼もしきかな
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