うたの一覧
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中康
雪止んで 赤い実五つ 柿古木青空眩し うさぎ足跡
2
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中康
雪が飛ぶ 吠える暴風 山小屋のストーブ熱く 年が暮れ行く
0
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中康
雪が舞い 霧笛が咽ぶ ガラス窓ストーブ燃えて やかんの蒸気
1
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中康
境内に 紅葉に雪の 初詣響く鈴の音 笑顔に晴れ着
0
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へし切
街角にジングルベルが聞こえてる 冬至り もうすぐクリスマス
10
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芳立
山の端の月ははるかに照らすなり真冬の谷間わたりゆく身を
4
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舞
妻と居て昔し語りを訥々と聖夜の近き雪の降る街
7
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彫出 画
あの出逢い ときめく心思い出し貴方へ見せる最後の化粧
1
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び わ
木守柿未だに枝にぶら下がり一生懸命庭木を守り
1
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茂作
文終へて出づれば庭のかたすみに たまたま赤き千兩の房
10
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Chico
怯えたる吾を崩してしづかなる みづはあふれつきみのまなこに
8
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Chico
まだきみの讀まざる頁に潛む魚 指先の傷ひらひらさせて
4
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Chico
クラクション鳴らされるまで 嘘ひとつ 置ゐて歸りし枕頭に立つ
2
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みつ鷹
カーテンを開けて始まる母の朝 脳に薄雲ひっかけたまま
3
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わかばみち
共に有る月一ランチが至福との母の言葉に頬が緩まる
5
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横井 信
カサこそと過ぎゆく年を語り合う落ち葉のたまる神社の鳥居
13
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艸介
白息を銀の空へと投げつけて モノクロームの冬に溶けゆく
8
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うすべに
あたたかく白いうぶげに守られて 冬の薄日の光あつめる
8
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痴光山
冬めきて辻に縮めるさざんかよ されど見まほし さらり散れるを
5
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ななかまど
音もなく静まりかえる渓谷に青きいなずま翡翠の飛ぶ
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