うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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浅草大将
春の夜のかすめる空の月が瀬を梅もおぼろに匂ひわたらむ
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浅草大将
言づてに何をいはきの眺めかな目をばみはるの梅桃さくら
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さる
主とともに十字架背負ひ殉教の信徒ら果てしけふの記念日
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詠み人知らず
妻いない仕事もなくて貯金ないないない尽くしでも負けてない
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詠み人知らず
軋轢の音きしきしと響く夜カレーライスのスプーンを噛む
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山桃
縞猫の月光蒼く過ぎゆきぬつつ闇重き森の木立を
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詠み人知らず
待つことに疲れ果ててもう終わり繰り返すのは自問自答
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シュンイチ
でたらめに何度も電車を乗り継いでぼくらはどこに行くんだろうね
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ふきのとう
雪の道ネコの足跡点々と気ままな旅に口出しせねど
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まるたまる
春色のコートを着たら心まで軽く誰かに持っていかれそう
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庭鳥
一坪は３・３と貼られたる電卓語る鳥の過去職
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庭鳥
申告と聞けば今でも血が騒ぐ我の根っこは今でも経理
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庭鳥
配当の明細探し本棚の隙間をあさる申告準備
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野比益多
オレンジの灯りはいつもあたたかで太陽よりもときどきでっかい
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詩月恵
確かめることは結局できぬまま正解なんて知らなくていい
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久哲
後ろから風の右肩たたいてもそしてひとさしゆびを立てても
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久哲
これだけの人がいるなら世界中でロウソクの火が絶えることはない
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山桃
竹林に雀の遊ぶお伽の世漏れる夕日の金の燦めき
3
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久哲
本当は手で扇ぎ消すべきだけど僕はあなたに吹いてほしくて
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久哲
宅配のトラック 角を曲がる時のりしろめいて白ネコひとつ
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