うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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うすべに
マフラーに氷のいろの薄ぐもり 寒さにちぢむさざんかの紅
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昼行灯
炬燵より這い出て夕餉の支度せむ 米研ぐ指に染み入る師走
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西手心黒
郷の庵は朽ちて寂しくなりぬれど土地が身とどまり還らせ給へと
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西手心黒
手すさびに子どもに作る竹とんぼ左利きには逆向き削る
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西手心黒
人はいさ心もしらずふるさとの響に揺れたる理由は知らねど
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滝川昌之
念願のグリーン車での通勤を妻が許可するボーナス日のみ
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ななかまど
山茶花にふわり載りたる綿の雪紅と白との無念の深さ
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千葉 甫
暖かい夜とは言えど力なく壁際あるく冬のゴキブリ
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継海
腑に落ちぬ言葉にイエス頷けどぐるぐる巻いたツリーの飾り
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へし切
雪月花 清きこころにあるように 政治も清きに 人は和める
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詠み人知らず
極めれば また奥深し 課題あり 振り返る道 一の遠さに
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詠み人知らず
クラシック プリマドンナに 憧れた 物語る足 がに股歩き
2
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音蔵 雅秀
あれこれと 理由をつくり 電話する 息子の施設に 様子知りたく
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音蔵 雅秀
時の人 押絵で描き 賑はいの 羽子板市は 目移りしきり
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音蔵 雅秀
青桔梗 凛と清しく 戦国に 想い誘う 美しき花
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音蔵 雅秀
陽を弾き雪をいただく富士の山 湖に映へ 絶景を生む
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音蔵 雅秀
儚げな 澄みし歌声こころ沁む 逝くには早き村上幸子
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なりあきら
道端の 落葉もすでに 萎む午後 街も月日も 暮れにけるかな
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舞
地吹雪を駆け抜ける子ら羨しくも染まる頬には影一つなく
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よひら
慰霊碑に手を合わせてるその横で幼子走り鳩の飛ぶ秋
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