うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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天野まどか
無言にて家族で作った砂の城静かに崩す満ちて来る潮
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天野まどか
吾が胸に赤くくすぶる残り火を抱え見上げる打上げ花火
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海野 冬雪
また今年八月十五日過ぎし優しすぎる極東の空
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茶色
日が落ちて散歩するのに心地良い夜空に映える花火見ながら
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茶色
日傘差し歩み始めて汗にじむ空を仰いで待ち望む秋
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高松 蓮
うつむいて スズメ迎える ヒマワリは ほんの一揺れ 盆過の夕
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滝川昌之
今どきのバイキングじゃない朝食を待って浴びてる部屋風呂がいい
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痴光山
つやつやの水玉下げたる庭中の トマトの茎は怪鳥の脚
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つばす
地震禍で米売ってないと嫁が言う 煽られ過ぎだ備蓄のすすめ
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Aquarius
パチモンの人の関わる地震なら安っすい予測もできようものを
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Aquarius
大作家口惜しいけれどドビュッシー好きになれない評価できない
1
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Aquarius
街角の神秘憂鬱わかるけど愛の歌にはさほど動がず
1
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ななかまど
人生の初めにありし戦争を亡母は詠みおり昭和の日記
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ガビー
新妻を我が穴倉に秘匿する 罪の匂いの朝の出勤
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へし切
空の上は極楽浄土と言ふらしい行きては帰る者のなければ
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茶色
盆送り黄泉へと還る精霊を月読様はじっと見守る
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茶色
盆送り花火を上げて別れ告ぐ夜空を照らす月とともに
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杜鵑草
魂見えぬ名残りあらせて送り火を焚く今宵こそ侘しかりけれ
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茶色
歯科医院独特の音子の泣く声大人にとっても試練の時間
1
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舞
火の酒に浮かべた氷私だと小さく鳴らす女の記憶
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