うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
ふんはりと搖るる小手毬群れ咲きぬ白き風生（あ）れ初夏の庭
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西村 由佳里
ダンベルと腕立て伏せと腹筋と私のことなど誰も見ぬのに
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源 漫
涼み船の絵日傘の下にしゃべる時さざなみ見つつ蜻蛉を弄る
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詠み人知らず
はなみずき散りだした道いそいそと地味な服着て散歩をしたい
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松本直哉
小夜鳴き鳥こゑのかぎりになくゆゑにけさいちりんの薔薇咲きそむる
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ヱ
震ふほど寒き部屋にて手渡さるアイスは暖かき部屋で食べたし
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逆光にゃんこ
新緑の風を纏ひし鐡輪の驅ける勇姿を水面に映して
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falcon
役人やサラリーマンは十連休モーター唸る町工場かな
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falcon
改元の喧騒去りてさみどりの表参道わかばの並木
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falcon
メーデーの旗なきちまた改元の騷ぎをよそにレジ打つ娘
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へし切
春くれて山はほのかにあさみどり色をうつして咲ける卯の花
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水色一揆
時じくの草刈りせんと朝戸出に遠き地震の知らせ飛び込む
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夕夏
いとのあやとりあそびでもしたしまれことのあやとりあそびじゃないと
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夕夏
いちにんしようのうただからひとのこころはみだせてもまといきれない
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源 漫
歳を取るこの身老ゆれど心若し拗ね者として物思ひ無し
5
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小林檎
喉奥の「私にして」の言葉ごと甘く呑み込むクリームソーダ
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恣翁
日の長き初夏の夕 青々と 未だ明るく光りたるかな
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夕夏
よいかんじでよめないからかけないからとひらがなでかいてるわがみ
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夕夏
たおるものくさきのはなやはながらのたおるたたみておるてのしぐさ
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夕夏
さんせだいすめぬちいきにみらいなししんこうののちすらむにきする
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