うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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コタロー
靴底にごつごつしたる樹々の根のごつごつしたる感觸のあり
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コタロー
鬱蒼と樹々千年の時を經て低き所へ落ちるせせらぎ
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コタロー
ルリビタイジョウビタキの青美しき水飮み場へと飛んで行くなり
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コタロー
庭園の池を染めたる花菖蒲鯉はゆつくり水底泳ぐ
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西村 由佳里
少年がぶっきらぼうに出したのは化粧のポーチ母の日の夜に
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詠み人知らず
抽斗に母の形見の鯨尺嫁ぎし呉服屋むかしを偲ぶ
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只野ハル
なななのか続く初盆過ぎたなら一人旅など思うこの頃
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煩悩
映画誌のジョニー・デップの特集の広告にあるウェリントン・グラス
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松本直哉
はなびらのかずかぎりなく咲き重りあえかにたわむばらのひと枝
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舞
にたような傷を抱えた男のこやと背をならべ呑む酒場片隅
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び わ
いたましき車の事故が後絶たず悲しき吾も愛車離せず
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ＫＥＮ
ますらをの 魂を呼ぶらむ 時鳥 山櫻吹く 山の砦に
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千映
カーネーション貰いて次のＤＩＹ息子に頼む母の日の午後
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横井 信
柔らかな夏の日差しに揺れている枝からひとつ舞うみどりの葉
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横井 信
葦原をわたる風の音かろやかにひかりと遊ぶチョウを連れ去る
10
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へし切
父になる 明日という日がひとつが増え 己の「責任」 嬰児の「将来」
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青き銀椀
吾が戀の終はりてすでにきみは無くもとほりゆきし生駒のすそを
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まりこ
わたしだけ地面に足をつけれずにふつうに歩くふりをしている
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可不可
古風な目鼻だからハハウヘと呼んでみたらシックリ来た
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千映
ショートケーキ半分にして母のもと一個をぱくつく母の懐かし
7
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