うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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西村 由佳里
目薬に浸る目の玉あの人の笑い顔さえチクと痛んで
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彼岸花
裂かれても 耐えて待つ君 玉簾 吾は誓わん 永久の契りを
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彼岸花
夏葛の 絶えぬ思ひの 恋花火 二つ枕の 対のひととせ
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彼岸花
柔肌の 白き乳房に 寒椿 熱き雪夜に 君が咲き散る
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夕夏
あきがくればくるほどにやめられずにあがくわたしをなやましつづけ
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夕夏
せいかつのしゅうかんびょうでやめるのがするのがらくはやめられぬもの
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舞
子の頃はすでに過ぎ去り大人には未だに遠き少年の恋
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吉野 鮎
とどまらぬ時の流れを諾ひつ若やかに彈む肢體眩しき
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吉野 鮎
忘れかね岬にたてば水漬く屍土砂降りに醒め永き葬列
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吉野 鮎
蒼き海水漬く屍の安き眠りを土砂降り醒まし 棒杭に碎く
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び わ
生垣に赤く咲いてる薔薇の花五月の風に涼しげに舞い
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安芸大輔
葉櫻の寂しき蔭に散り積もる花屑食らふ河原鳩かな
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是瓜
少年はみんなヒーローになれます。そしてヒロインにだってなれる。
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千映
遮光カーテン突き抜け光射しこんで朝を愉しむメールが届く
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千映
「ドリルはね もう出来ないから片ずけて」涙見せずに母ギブアップ
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小林檎
君の知る私は馬鹿な娘なんでしょ？「わからないよ」と首をかしげる
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是瓜
奴のこと 知らんと答える 嘘である 俺が最初に目をつけたんだ
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是瓜
僕のこと知らないという君のことなんでも知っているのが自慢
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横井 信
匂い立つ雨の気配に目をつむりじっと耐えてる満員電車
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恣翁
余韻引く 按摩の笛は 横丁に 夜の寒さを呼び覚ますなり
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