うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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洩矢転石
きみの手を温めることすらできず幸せにするなんて言えない
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舞
歌集隅なぐさめられる歌一首見つけてなぞる吾の吐息と
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名鈴
世の中は あまた経優り 改まれり 今の太平 いと有り難し
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ＫＥＮ
梅の香に 天の金剛 霞む宵 冬惜しむらむ 月の舟人
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横井 信
春風にうすく広がる絹雲の急げ電車の時間がせまる
6
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詠み人知らず
私の家 仕事もせずに 家事ばかり 彼は無職で 自分の家仕様
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うすべに
たまにはと ぼんぼり灯す内裏雛 娘きづかう母の指先
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三蛙
凍りつつある海の色・音・粘り 海の概念外にある海
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つばす
二万歩再び歩けた嬉しさよ 股関節痛に苦しんだ日々
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赤堀えいすけ
置物の猫が玄関端にある 気づけば逆の端にいる生きてた
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夕夏
とうというくだらないことばのていぎらとよまぬやつらのしこうとう
6
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可不可
人形も箱から出たがらない様な 今年もりさがる雛祭り
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卯月
「健康な大人にぼくはなりたいです」明日から休校になる教室
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滝川昌之
雨後に立つ朝霧に浮く江の島はマチュピチュごとき天空の城
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詠み人知らず
もう何処に居てもおかしくないコロナ寝て食べて寝ていつでも自衛
3
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灰色猫
春が来るそのたび君を想うのはまだ青春にいるからだろう
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詠み人知らず
優しいの 知らないふりして 聞く姿勢 痩せて綺麗に なる前に迎えに来て
3
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西村 由佳里
すやすやと眠り続ける君のこと見つめ見つめて夕を迎える
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ななかまど
三月のひかりと風はさすりたり猫柳の穂わたしの春だ
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斉藤沙魚
忘れてた君のうたが動脈の蛇口を壊してあふれだす春
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