うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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東郷荘
積もりぬる雪こそ無けれ白桐のくいうつ道に急き心あり
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夕夏
くにどうししばらくさけよぴんぽんだまのようなころなのやりとりは
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春一期
木蓮の赤紫が穩やかに我の心へ春を運びし
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詠み人知らず
細身だと 言ってくれた 愛した人彼氏はデブと 認識している
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名鈴
筆ごとに 魂こめらるる 濃き色の 鮮やぐ鳥は 神さびて飛ぶ
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舞
立ち呑みのコップにそそぐ燗酒の仄かな湯気にいち日を終え
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蔓葵
道もなく散りかふ花とふるとしの雪ふみわけて春は来にけり
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び わ
ウイルスに負けるものかと養生の料理頑張る二人の船が
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ＫＥＮ
ひよどりよ この魂宿し つむぎ行け 林檎の聲は みぞれに滲み
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ＫＥＮ
ひよどりは 濡れて止まれり 消え方の ほむらのやうな 林檎のたもと
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千映
竹のよな爪の形が素敵だと褒められ写真の母に伝える
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灰色猫
元気です君は元気にしてるかなちゃんとごはんは食べていますか
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灰色猫
君宛の手紙を綴るペン先はすこし丸めて柔らかく書く
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灰色猫
気持よく毒殺されてゆくみたい君とのキスが甘くなるほど
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灰色猫
探偵をやってみるから密室でケチャップ持って君は死んでて
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千映
今冬に見た茜空の数多くゆくりとロマンの世界愉しむ
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横井 信
高校の入試に向かう子供らのカバンにゆれる小さな祈り
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綿釣
画面越しの濁流 十の子は惑ふ あの春の日はうららかすぎて
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源 漫
夕日さすホームの鉄の欄の内なるふらここにすわる女子はドール抱き見て何か語らむ
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うすべに
梅散らす春に染められうすみどり 柳の糸の風にながれる
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