うたの一覧
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舞
夢も見ず夜半に目覚めて暗い部屋窓には白き冬の月影
6
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みっさん
春の日を夢見て植ゑしチューリップ彌生の空に蕾伸びゆく
5
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び わ
鶯が枯れ木の影で呼びかけるホーケキョケキョと春の彩
4
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KEN
ななめ降る みぞれの野辺に ひよどりの 林檎啄む 音のかそけき
12
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斉藤沙魚
このまま引き篭もって腐って畳に恋のかたちの染みを遺そう
4
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菜々子
そよ風がふわりと髪をなびかせた ちらりと見えた頬は紅色
11
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菜々子
あなたから裏切られると苦しくて 期待していた私を恨む
5
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横井 信
里山の森に分け入り砂利を踏む音も楽しくウグイスの声
9
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横井 信
少しだけ外へ行こうよあたたかな陽射しの中で花は咲いてる
11
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詠み人知らず
小さな鍋に 足しては 我がおでん からしにソース しょうが醤油
3
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うすべに
ふきのとう刻む母の背湯気かすむ 春の香りの立ちのぼる宵
10
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滝川昌之
恩師らが空耳で聴く卒業歌 式は自粛の春空仰ぎ
17
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ななかまど
草とりの妻の背中の動かざる花咲いたかと声かけてみる
11
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斉藤沙魚
君への好きを殺したくて走っているもうペテルギウスも過ぎた
2
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詠み人知らず
おでんはもつ コロナに逆らう 二人だよ 外出しない マスクをする
2
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麻倉ゆえ
「今度またデートしようね」気がつけば代わりばんこにカフェを決めてる
3
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麻倉ゆえ
もともとの味を忘れて久しいが今日も限定メニューを選ぶ
3
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灰色猫
とんとんと割烹姿の包丁の音色のような目覚まし時計
12
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灰色猫
生きてゆく理由もなければ死んでゆく理由すらないマリオネットさ
10
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詠み人知らず
鏡餅 食べ方色々 迷うもち味噌汁にいれ いや焼きもちかな
3
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