うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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灰色猫
母を呼び死にゆく兵士の声を聞けナイチンゲールはその手に宿る
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樟明子
お茶の木の手入れをすれば不思議感山の物の怪電氣柵とは
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樟明子
便利さを知れば知るほど増えていく區別をされて捨てられるもの
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高松 蓮
日傘持つ 視線を上げる 三十度 表る青空 気分も晴れる
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キタキツネ
真夏日の気怠さ嫌い日陰へとそのまま昼寝午後は手ぶらで
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艸介
梅雨止み なお蟠る灰の空 誰も彼もが夏を夢見る
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みのる
沈默に穿たれてゐる孔ありてその底にわく不信の羽蟲
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詠み人知らず
フランスの 映画を字幕で 二人で見る 少しならわかる 拙いフランス語
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はる麦
「よく来たね」迎えているのかぷるぷると祖母の作りしコーヒーゼリー
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舞
日陰にもゴミ捨て場にも生きる場所選べぬ花はそのままに咲く
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弥栄成就
もう待てぬ 夏を催促 蝉時雨 悲鳴の叫び 我も一緒に
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名鈴
指すの神子 我が本性を 当てつるが 頑なれば 老女変はらじ
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はる麦
真っ黒に やけた君に がんばれと 白い帆ゆらす 淡い潮風
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ねむい
帰り道黙ってひっくり返ってた蝉は想いを遂げただろうか
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みっさん
梅雨明けずも夾竹桃や百日紅ねむの花咲き夏来たるらし
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び わ
無常なり被災地またも雨被害雨川共に勿論大事
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青き銀椀
一日を丸き箱へと収め得る願ひ毎日とんとん行かむ
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青き銀椀
月だけが白く光る夜と見てをればふらふらと上りゆく小蠅照る
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青き銀椀
夕陽差して雲海を地より見上ぐればさも光陰の世の憂きの色
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詠み人知らず
照りつくの 暑さと太陽 焦がす君 私は私 自覚をもつよ
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