うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
|
|
-
葭堂
帰省して 日清日露の従軍を 墓石にのみ見る 蝉時雨
4
もっと見る
-
横井 信
昨晩の雨の名残りの水滴をひとつすくって待つ夏休み
15
もっと見る
-
うすべに
夏休み ないしょでくれたみつまめの 缶のにおいと祖父のやさしさ
2
もっと見る
-
うすべに
ごぶさたの友だちみたい 雨やんで 薄紙透かす上弦の月
8
もっと見る
-
キタキツネ
息を吞む燃えるがごとき朝焼けをたまに早起き得した気分
6
もっと見る
-
葭堂
故郷の 花見の場所は 知らねども 桜と重ねる 友垣の顔
4
もっと見る
-
青色銀河
泣き虫の泣き声で孕んだ空気が夏の青と白に融けてゆく
6
もっと見る
-
みのる
ホームとの隙間の闇を跨ぎ越し今日もわたしは仕事に通う
5
もっと見る
-
トウジさん
梅雨明けし 小窓射りぬく 夕の陽は 夏物語の プロローグ
7
もっと見る
-
水紫
放課後に風に乗り聞こゆ後輩の頑張り足掻くに自分重なる
4
もっと見る
-
樟明子
搖らぐ火で船形つくる夏祭り逝きし人にも久々に逢ひ
6
もっと見る
-
青色銀河
祖父のつくったハーモニカはなつかしい波の音がするカモメも鳴くし
5
もっと見る
-
滝川昌之
嫁に夫 子に父の座を与えられ 感謝しつつも手を焼く日常
20
もっと見る
-
西村 由佳里
どしゃぶりの雨に児童は喜んできゃらきゃらきゃらと家へと急ぐ
6
もっと見る
-
谷村思亜
憎まれるために生まれたようなもの 帰りは怖いは死を指している
3
もっと見る
-
はつなつの
ツツジ花蜜吸ふ蜂のとまりしに長き雌蕊のおほきく撓めり
5
もっと見る
-
はる麦
音のやむ 庭にぽつんとレモンの木 懐かしき顔 しばし見上げる
4
もっと見る
-
ななかまど
片屋根を埋めて空へ咲きのぼる龍のようなり凌霄花
12
もっと見る
-
灰色猫
梅雨明けか明けぬか分らぬ太陽に喜ぶように鳴く蝉の声
15
もっと見る
-
灰色猫
流星のかけらのピアス光らせて葉月の風を今日も待ってる
11
もっと見る
