うたの一覧
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滝川昌之
宝箱にしまってあった当たり棒アイスを買った駄菓子屋もなく
15
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ななかまど
さまざまの思惑もちて分断のみぞ深くなる米国の今
8
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Aquarius
チョコプラの長田弘道森渉坂下る子も強く儚い
1
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詠み人知らず
あおる酒 花ちるときは すぎれども 盃に浮く 花になれたら
2
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へし切
何をする訳ではなくて日は暮れて日がな一日ただぼんやりと
13
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継海
快音が響けどゼロが並ぶ板急いた蜻蛉が映り込む夏
7
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音蔵 雅秀
泣けぬ子が 涙滲ませ声上げて 限りを尽くし 訴えてくる
2
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音蔵 雅秀
照りつける陽射しの中に動くもの トンボ舞いおり数匹群れて
1
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音蔵 雅秀
砕石を破り芽吹きし勇草は 暑さに負けず いまも根を張る
3
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音蔵 雅秀
ザワザワと栗の葉揺するに風抜けず 建物沿いに干し物揺らす
2
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音蔵 雅秀
長きかな 週に一度の逢瀬の日 僅か七日が一月のごと
1
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舞
幾度か濡れて鮮やか紫陽花の滴る雨に色研がれゆく
8
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び わ
季語全集妻枕元安置され家内の作品たびたび感動
2
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茂作
夏の野の草のしげみを拔き出でて 天を目指せり向日葵の花
16
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横井 信
蝉の鳴く木立をふわり飛び越えて蝶はひらりと熱波をかわす
12
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うすべに
じめじめと汗の貼りつく熱帯夜 下弦の月もため息もらす
9
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西手心黒
見上げたる夜の丸鏡煌々と照らさるる吾と寂しさ分かつ
3
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仙人の弟子
うきうきと真夏の日射し楽しんだ無邪気な日々はありがたきかな
7
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滝川昌之
台所の窓を夜な夜な訪れてヤモリが護る妻の火元を
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痴光山
みんみんも静まりゆける夏の夕 さあ土砂降り、竜巻に身構える刻
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