うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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横井 信
夏盛り暑くてうだる菜園のちょっと萎れる裏なり野菜
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音蔵 雅秀
六人が一つになりて 縦横に 巨人に挑み 日本惜敗
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音蔵 雅秀
詩選手 まさかの小外 一本負け 二連覇ならず号泣響く
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音蔵 雅秀
降り注ぐ 陽射しを弾き 悠々と 睨みを効かせ オニヤンマゆく
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音蔵 雅秀
とつに来て 美しき羽ひらひらと 舞い踊りゆく キアゲハ蝶
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音蔵 雅秀
ときめきを 花と咲かせて 夜空染め 儚消えゆく 知り初めし恋
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薫大将
もどりゆく時こそなけれ夏やあらぬ浴衣や昔の向日葵の柄
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うすべに
提灯をかざる背中にせみ時雨 踊り子思いついつい笑顔
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海野 冬雪
浴衣着の君は横向きしゃがみ込み最後にひとつ「でも、ありがと」
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秋日好
どす黒く求めてほしい迸る濁流の無き異郷に居れば
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滝川昌之
開けたてのコーヒー豆の袋から魔人のような香りモクモク
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痴光山
この夏の夕立厳しく蝉たちの 幼虫巣穴にひとり思案す
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ななかまど
駅前の店はおおかた閉ざされてシャッターの壁無表情に建つ
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しきしま
ひさかたの雲のまがきに色籠めて野辺の緑は深くなり行く
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Aquarius
柔道もオリンピックもどうでもいい乙にやられてうんこ漏らすぞ
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天野まどか
シャッターに誰が書いたか落書きの言葉も荒み寂れゆく街
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天野まどか
散歩する吾に毎日付き来るは小犬ではなく小さな不安
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へし切
ウォーキング後のスポーツドリンクは五臓六腑に沁みわたるかな
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Aquarius
ヨーロッパ魔女裁判の昔から人の言う事聞いちゃいけない
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舞
ご近所の料理の香りあそび来る献立などを妻と推理す
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