うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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Chico
藪医者と言い切る彼女が眩しくてえんえんと聴く新宿ララバイ
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千映
吾の詠みし歌の感想教えてと孫の返信メールは むずい
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横井 信
屋根に降る霜に朝陽のきらめいてそっと出て行く満員電車
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わかばみち
一年に二回だけでも明日からの潤滑油となる二人でのランチ
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恣翁
息絶えし瞬間まで苦闘せしままに 骸の目 黒き空ろとなりぬ
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兎桃
寒中に陽差し明るき朝もあり洗濯乾すも苦にならざらむ
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うすべに
忘れられ訪うひともない里山の 奥の石碑の供花あざやかに
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仙人の弟子
新年も半月過ぎてもう一度もらった賀状ひなたに並べ
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ブー太郎
あれやこれ思ひわづらい買物は心あらずに外は満月
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痴光山
愉しみは一段落してこたつへと 昨日の短歌を直すひととき
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ななかまど
くるくる回るサインポールを見るときにわれは五歳の子どもに還る
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トウジさん
背に重く墓標に雪の積もりおり及ぶことならこの背吾が背と
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異常者
甘く濃く研いだ刃に己塗る幸せだけじゃ含めぬ閃き
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異常者
吐き出さにゃ貴女は限界そう言われ対症療法チョコファウンテン
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異常者
けーさつに保護されました幼少期助けは無かったくせにさっさと
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異常者
発作おき人格変わって毒づいて翌日うつで三倍寝込む
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異常者
大切な友人だったお庭など案内されて咲いてたかった
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へし切
寂々と時の流れをとめるやに ふわりふんわり雪は降りつる
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千映
いつもより母が女に見える日は決まって着物の授業参観
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中康
剣が峰 雲を見下ろし 陽に泪来光拝む 不二の高嶺に
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