うたの一覧
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天野まどか
また同じ経過をたどる失敗か吾が性として愛しみつつ
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天野まどか
青くさきことを考え熱くなる青春の日はいまだ去らなく
3
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杜鵑草
夕されば裏の川風涼しきに家の中には入らま憂きかな
12
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Aquarius
空き巣被害回覧板に書いてある くそ暑いのに雨戸閉めてる
1
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茶色
黄昏に遠くで蝉の声を聞き晩夏に映える独唱かな
1
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兎桃
三十一が正しく書くるか危ぶみて電脳字書を幾度も開く
2
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茶色
台風の通り過ぎた後先は無残な景色心が折れる
0
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茶色
台風の動く進路で右往左往備えあれども憂い尽きない
1
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うすべに
稔りへと暑さもよそにたくましく うねる田の波に乗る赤とんぼ
6
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ななかまど
金髪の人形のごと両腕を無駄に拡げるトランプの癖
11
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滝川昌之
ショッピングモールで妻の買い物を待って残したソーダ水に斜陽
11
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アシタカ
ミッフィーが当たるフジパン本仕込みただそれだけの朝食である
2
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継海
残暑なり赤とんぼ飛ぶ絵葉書の羽根に紛れた会いたいですね
9
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トウジさん
四六時中そんな文句じゃ納まらぬ何彼につけて君がいっぱい
5
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へし切
処暑を過ぎ蝉はいまだに鳴き止まぬ交じりて聞こゆ秋虫の声
14
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舞
朝まだき弁当つくる妻の背に ありがとう。とか口にはせぬも
7
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さえね
火照りたるこの国の地を冷ますべく洗い流すべく夏果ての雨
4
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茂作
朝ひとり畑打ちをればたまさかに 夏うぐひすの一聲鳴きぬ
14
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び わ
曇り空季節静かに移り行く庭の片隅鈴虫が鳴く
5
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秋日好
できかけの青いどんぐり地に落ちて踏まれて中を見せている朝
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