うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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海野 冬雪
傷痛み引き摺る身体に衰えし器官携え老いの入門
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滝川昌之
夏休み終われば消える子供たちフードコートの市民プールの
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うすべに
くまぜみの声はとだえて赤とんぼ 夏はつづくと鳴くあぶらぜみ
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ななかまど
夏のくることを嬉ぶ日は遠く酷暑の夏を尻目にかける
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痴光山
細身なるソフトクリームは午前四時 ねじりを解きて朝顔になる
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茶色
会いたくて会えないひとに募る想い伝える術なく言の葉が散る
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へし切
武蔵野の寂しき極みひぐらしの鳴きつるなへに日は暮れゆかぬ
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トウジさん
雨降って地の固まらぬ総裁選花まで咲かす竹は何れや
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曦宗達
身を捨てむあはれなアタシ濃き霧の世界へ惹かれ永遠に隠れむ
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舞
涼やかな風運び来る鈴虫の鳴き初む暮れに沁みる冷や酒
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び わ
息子等の営業報告じっと見る暑い中での夫婦の努力
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茂作
となり家の主を待つやさるすべり 盆過ぎて尚くれないに咲く
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普徳亭大崇
射干玉の 夜空を照らす 街明かり それにも勝る 月の輝き
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音蔵 雅秀
核兵器 酷さ唯一知る国が 世界平和に何と無力か
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音蔵 雅秀
戦争は遠くなれども 絶対に 忘れてならじ 日本の民よ
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音蔵 雅秀
暮れなずむ気配に青空輝きて 雲白く映ゆ 郷の常景
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音蔵 雅秀
ツクツクの鳴き声響く 昼間時に 夏も終わるぞ 俺も尽きると
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音蔵 雅秀
群れて飛ぶ 風に逆らい また乗りて 赤きトンボは秋の先布令
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横井 信
夏枯れた草にしっとり雨の降るちょっと涼しい朝のあぜ道
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天野まどか
黒々と夜汽車は闇に走り去り鉄橋ひたすら雨に濡れいる
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