うたの一覧
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秋日好
四年経ちやっと眺めるふたりして過ごした日々のお金の流れ
10
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秋日好
二十年暮らした証拠提出を求める英国法務局さん
3
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茂作
色厚くゴッホが描く繪のやうに 向日葵咲けり大きく咲けり
14
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詠み人知らず
世を捨てて 旅路急ぎて 宵の空 生き急ぐ身に 無用の月か
1
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つばす
枯れ枝にキュウリ一本残りおり 酷暑に育った実りに感謝
0
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音蔵 雅秀
窓越しに見えし月影 消えゆきぬ 自ら回る この星なりせば
1
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音蔵 雅秀
そこ此処に 蝉の骸が二つ三つ 栄枯盛衰 夢の跡かな
1
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音蔵 雅秀
自転車を駆れば凸凹腰を刺す 顔をしかめつ呻きながらに
1
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音蔵 雅秀
ふと見上ぐ 網戸を透かし満月が 暮れなずむ空 凛と輝く
4
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音蔵 雅秀
キラリキラ 身体くねらせ銀色に 神秘の魚 太刀魚美し
1
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横井 信
秋に播く種を揃えて雨を待つ日照りの続く地面が固い
10
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杜鵑草
忘るまじ紺の浴衣に赤き帯踊る女は黄泉の人なり
8
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恵雪
帰りゆき明日へと歩む吾子の道照らし給へ煌々の月
13
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うすべに
街灯をたそがれ時とまちがえて ひとりさみしく鳴く法師蝉
10
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仙人の弟子
夏の虫 恵みの雨に 翅濡らし 草陰の中 今宵にぎやか
7
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兎桃
黄昏に東の空も朱に染まり間に浮かぶ十三の月
6
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茶色
月見酒あては虫の音聞きながら独り静かに長い夜過ごす
4
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滝川昌之
すぐ着くと言った帰省の子どもらと宅配のピザのどちらが先か
16
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沢瀉
夕立に重ねて翠雨煌めけり遠に響くは西の祭歌
0
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海野 冬雪
黄金波わが祖いかにし手に入れた血生臭き時代の末頃
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