うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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紫苑
増のごと笑まふをみなにあくがれぬ金色の眸ひとつ胸底に抱き
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銀
清浄な夜明けを待つな清浄なこころをぞ持て 朝日巡りぬ
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ななし野
わだかまり持ち越す朝にあかねさす首都高２号羽田線なう
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庭鳥
一言の姿勢がいいね、その日から視界隅から胸の真中へ
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銀
滴りし音より風の騒ぎよりそれはしずかな 呼吸の途切れ
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庭鳥
ロッカーのガールズトーク輪に入らず息止めしめる制服チャック
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銀
この頬を救わん天使様はいま梯子に足を掛けられぬまま
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庭鳥
空転すペタルのような片想い手応えなくて心許なく
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まるたまる
無理をして笑う 哀れに泣く父にどうして言える恨み言など
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樹果依南
悲しみは心に非ず なら僕の胸の痛みは結核ですか
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おだ
霜月の夜はあたたかき酒酌まん草のみどりの春とほくして
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浅草大将
秋草も紅葉もいつか移ろへば月もさびしき浅茅生の庭
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浅草大将
風の音に秋の名残を尋ぬればつゆもあらしの武蔵野の原
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おだ
ひさしくも虹を見ざりき人ならぬもののあるべし七色のうち
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＊なび＊
弱きとき 我は強いとパウロは云う さあ行け 与えられし人生を
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くしだ
みずうみの冬のみずいろ 寒かった記憶をもとにしたパンを焼く
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水葉
表にて詠む歌よりも出来が良い贈歌機能で送りし吾の歌
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下地杏
君じゃない男らといて滑らかに操る銃でバトる居酒屋
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音波
瀬戸内のわたしの知らない砂浜に手紙を詰めたビンの終焉
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詠み人知らず
表情を隠すためじゃなく表情がないのを隠すための仮面です。
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