うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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螢子
薔薇の苗・クラリス・レモン・大文字草心の迷いそのままに買う
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浅草大将
落ちゆけば底の煮湯はいかほどの伊香保の沼のこひぢなる哉
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浅草大将
銃棄てて今は小田守る兵士はいねがてに取る砧うつらし
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まき
失くしたと思った絆を見つけたら夜空に秋の桜が舞うよ
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たんぽぽすずめ。
泣く時にアクアマリンは澄んだ目でじっと見るから傷を付けたい
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じゆん
メロスよりポップキュートに軽快に いっしょけんめい犬は走った
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まるたまる
踏み切りに三つの影がならんでた妹が帰りたいと泣いた
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古川亜希
「風邪ひいた、一人じゃ心細いよ」とメールを宇宙に飛ばしています
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紫苑
哭きやまぬ嬰児のごときことのはを捨て去るほどの勁さまたなく
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ふぇい
甘辛き氷砂糖のごとくなり楽しみというは熱情というは
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ふぇい
アクリルで運転席を隔てたるタクシーを見つかふいふ時代
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ふぇい
地獄にも落ちる蝶がいるやらむ白蝶草の乱る登別
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斉藤沙魚
炭酸の「気」みたいにすぐ消えるから かなしみのプルタブを次々
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只野ハル
秋の夕暮れいつもの通り余所者のような影連れて過ぎてく
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只野ハル
印象に残る経験はひとりの時のが多いと思い出して
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只野ハル
拗ねている大人たちが溢れている叱られた子どものままのよう
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只野ハル
形骸化した四十九日法要は遠縁の顔合わせの場
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杉浪
鮮やかに 映る日の丸 無血の死 真は虚実 嘘は真実
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たんぽぽすずめ。
うっすらと霞みの掛かる秋空へ春に出会った君虹となる
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庭鳥
もしも君望み叶えてもらうならランチおごるよいつでも君に
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