うたの一覧
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あおい 龍
路地裏を出れば眩しい茜色猫の鈴なる夕焼けの空
5
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結
刈田燒く蓑火の影のゆらめきが一つ踊れる鄙の夕暮れ
13
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岡本雅哉
寝たふりをしつつあなたを待っているふとんがわりに猫をかぶって
4
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ケンイチ
包丁が刻むリズムを眺めつつ夕の風に吹かれて寝ころぶ
7
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ありぎりす
あっと言う感動がなく暮らす日々 ひと休みです目覚めるまでは
8
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まき
あの丘に流星群を見に行こう願いなんかは叶わなくていい
7
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まるたまる
時として防御につかう「優しさ」は一筋縄ではいかぬ表現
7
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きりあ
間違った温かさの有るストーブじゃ低温火傷をしてしまうよ
5
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村木美月
まるまって自分の肩を抱きしめる抜け殻なのに心が寒いよ
9
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小春
背中見て 抱きつこうと 思うけどそんな私は うたの中だけ
4
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山本克夫
秋色がうっすらとおおいかぶさる前にひとつ生きとして記憶をきざむ街路樹
2
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山本克夫
順風とは言えないまでもロースカツかヒレカツか悩むぐらいの暮らしはしている
4
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山本克夫
あらためて考えてみれば「冷やし中華終わりました」の張り紙は見かけない
4
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たんぽぽすずめ。
天使にも小悪魔にさへなる君に真白き羽はまだ在りますか
16
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羽
秋冷をたずさえてきた君の手に香る蜜柑のいとしき重さ
17
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菖蒲月
変わりき事変わらぬ事のあれこれを 聞いて欲しくてピザの冷めゆく
10
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田中ましろ
ざらついたマイナス思考を撫でてゆく君の言葉の柔らかいほう
20
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きりあ
まあくんの片手にあるのはクレヨンの青お空を塗り直すんだ
2
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でくのぼう
御佛の 籠盛りの華 散華せし 国宝の「華籠」 神照寺哉
1
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詠み人知らず
片恋の想い紅葉しないまま空気ひんやり週の始まり
8
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