うたの一覧
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山桃
和ごろもに昔の人の偲ばれん花の香慕ふ春はなほさら
6
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たちかわ
にんげんの放つひかりの点在す街のなかにはオリオン眠る
3
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たちかわ
うしろまえ間違えているセーターに気付かなくてもあったかくって
3
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杏子
逢えるかと メール開けば (カニ送る)カニと一緒に 帰っておいでよ!
6
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庭鳥
通勤にブーツ履かずに行くなんて久しぶりだな背中にカイロ
2
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悠陽
はじめての恋をしました あなたとのはじめての恋はじめてみましょう
3
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笑能子
人の縁垣根の如く続きたりただ淡々と心の作用
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久地宗吾
春のそら夕ぞらだけは季節ちがい引き寄せ閉じるコートの胸もと
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久地宗吾
君がいたちいさな町に吹く風は「ゆうすず」と呼ばれ親しまれる
4
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神谷あを
追い越していってください人生の法定速度遵守中です
4
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薫智
人という字は支えあっているけれど短い方の払いが僕です
7
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久地宗吾
雨のこの日に忘れるな重い靴憂鬱気どり閉じていた傘
2
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詠み人知らず
春霞薄きベールに包まれし朝の空気が静かに流る
3
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神谷あを
この星は誰が幾らで落とすだろう漫画一冊九千万円
0
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神谷あを
大いなる輪廻の一部蛇口より出でし流れも私の今日も
2
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神谷あを
生きてればきっと良いことあるさなんてチャイムの間の小さな息つぎ
1
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みなみぐち
好きで好きでこんなに好きでもう大好きなのに前にはパーテーションが
2
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光源氏
ひとひらの雫をかこちうるほしくいとしの君を想ひ慕ふる
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光源氏
ひそやかによしづく胸にひかれたる亡きあとまでに開く御覺え
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光源氏
かげろふのほのかに見ゆる君が影もえつくすとも如何でか忘らるる
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