うたの一覧
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十口
水やりてつゆも実らぬ梅の木をながむる間にぞ去らまほしけれ
6
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横井 信
しとど降る雨にけぶれるビルを背に一歩踏み出す夏至の朝
11
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ハーコット
水無月の湿りたる夜 追憶にハイボールに浮く氷鳴したり
4
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詠み人知らず
愛の意味 知らず育てば もどかしく 体当たりして 道を探して
5
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うすべに
雨上がりつばめ横ぎる白い雲 空はここにも路上の鏡
7
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830
日暮れどき骨が折れたと騒ぐ主ガングリオンよチラ見あしらう
1
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滝川昌之
雨季ならば朝のくせ毛ははね上がり自動ボタンで開く傘のごと
14
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ななかまど
死者たちの頭上行き交うロケット弾理性うずもれ和平たゆたう
11
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夕夏
にほんじゅうぎんこうすればかれのかなたはたはあれてさぎがむれなす
0
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夕夏
とおしするあかだいやにききんぞくとしょうけんとおくあまいゆうわく
1
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千映2
砂糖かけトマトが美味し果物に夏の井戸ある友はおかっぱ
4
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凌霄花
施作なく仮病居眠り雲隠れ陣笠俸給税金の無駄
10
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詠み人知らず
大ぶりの トマトを冷やし カットする 塩軽くふり 食べる旨さ
6
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へし切
貧困に夢も持てずに 若者が 恋も知らずに老い惚れてゆく
14
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詠み人知らず
優しくて 熱い人だが 冷たくて 置き去りにした あの日の場面
5
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今でも幸ちゃん
未亡人 花を育ててひそかなり 花は紫紺の色に艶めく
5
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時計台
蔓たどり まだ青きあけび 見つけたり 心待ちなる 秋の色づき
8
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桜田 武
半袖の腕ぬける初夏の爽快さ永遠に過ごしたしこの大気の中
5
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詠み人知らず
迷いつつ 進む道先 光あり 雨が降れども 傘をさす君
4
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桜田 武
戦好まぬがウ軍反撃の報わが身喜ぶ 正義の戦だ
4
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