うたの一覧
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摩耶山愛登家
玉藻刈る 苅藻を過ぎて 滝の茶屋 野島背にして 月の湯舟へ
4
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横井 信
風そよぐ梅雨の合間の草原で近づく夏へメールを送る
13
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Aquarius
障害を持った家族の明晰な子はそのプレッシャーに押し潰される
1
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しきしま
名も知らぬ虫ぞ鳴くなる暑き夜はいづこに寝らむ秋をまつ虫
7
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詠み人知らず
美人など 誉めて喜ぶ 歳でなし 美人薄命 不美人短命
5
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さいおん
玉桙の 道を行きても ねもころの かかる恋には 長く逢はなく
6
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さいおん
いにしへの 平城の都は うらさびて 大野の花の 見ねば悲しも
6
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うすべに
生駒越え 潮の香はこぶ夏風に 青柳揺れて海なつかしむ
8
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滝川昌之
友情を確認せずに「またなっ」て言えた季節の夏空は濃く
17
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ななかまど
つる伸びるリング支柱の朝顔を朝の光に晒しつつ夏
8
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詠み人知らず
自由なら 飛んで遠くへ 羽ばたきて 誰もいぬ島 まずは寝転び
5
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詠み人知らず
萎む花 朝顔の顔 薄く撫で 強き心を 知り得る気づき
6
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アガサ
強面の風になぶらる とねりこは 光と踊る影絵がきれい
6
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830
生きていて残したものはあるかしらなんてこと問い犬撫でまわす
4
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アガサ
六月の雨は上がった? 空見上げ 胸の雨漏り夏には直そう
4
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アガサ
陽光を浴びて賑わう金魚草 髑髏のさやから生まれいづる日
3
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蓮見ゆう
咲き誇る前にこの心預ければ割れずに連れてってくれた?あじさい
1
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詠み人知らず
友達が いたと思った 輪のなかに 待っていたのは ちっちゃなコドモ
4
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詠み人知らず
今暫く 触らないでいて 活火山 その頂きに 咲くは しゑさん
3
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詠み人知らず
たくさんの 笑顔を支ふる 画板もて あらしの跡を 歩き出す 陽よ
3
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