うたの一覧
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茂作
今よりはいくつ寢ればや鶯の 初音聞けるとこよみ數へる
19
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ながさき
けふもまた 老ひの坂道 超へて征く あちらこちらに 咲く花を見て
11
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横井 信
北風に赤い椿の花落ちて次の寒波はそっと近づく
15
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こるちぞう
すきありと腹の和毛のまつしろに手のひら埋めて待つ猫キック
5
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Aquarius
環境でどうにでもなる素体ゆえ唯ひたすらに神に祈らん
0
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夕夏
けっかくにとっこうやくがころなにはけっかくじこうちりょうやくなし
1
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夕夏
ぴらみっどこわししょくりょうせいさんにししょうきたしてくにがほろびぬ
1
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しげ
高みから見下ろすだけの天使より地を這い回る人間であれ
3
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夕夏
こがたかでげんせんとぶんさんがたのちいきはつでんめざせにっぽん
0
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うすべに
青空に香りをながす蝋細工 すきとおる黄はかなしみの色に
7
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夕夏
うぃずころなねんきんたいさくとしてのとうしょおもわくかわのながれに
2
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滝川昌之
冬の底ついに着いたぞこの先は昇るだけさと見上ぐ梅が枝
15
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夕桐
ぬばたまの昨日と違ふ言の葉を諳んじるごと細雪なり
7
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詠み人知らず
点と点 ふたつをつなぎ 線となすために思案す 橋のかけ方
3
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詠み人知らず
空寒み 打ち鳴らす手の冷えぬれば 禦前に屆く音の鈍けれ
2
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詠み人知らず
雲間より わづかに月の影ろひて 白梅の散る様を撮さむ
4
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詠み人知らず
識すとて 蹟に殘らぬ戀なれど 猶あらじとて胸に識さむ
2
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詠み人知らず
牢籠す 吾を勇めて共に泣き 共に凌ぐる朋友の頼もし
2
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凌霄花
楽前の土俵に飛び散る熱き血潮草原の風よ竜巻となれ
9
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草木藍
禁色の 深紅 椿挿す 荒れた庭より 一枝折りて
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