うたの一覧
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ななかまど
保ちゆく寂しさ幾つ思いつつ脚に貼りたる膏薬におう
12
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夕桐
給料日前の揚げたてコロッケはキャベツの森の俵となりつ
12
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凌霄花
テーブルに小さく大きく円を描く痛み止めのんでまた円を描く
10
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広葉樹
子供から大人へ襷を継ぐことの意味を思えり駅伝の國
8
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トウジさん
昔から強盗殺人あったけど主犯はのうのう今の世の軽さ
7
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へし切
白砂に映る青松 佇めば また一幅の絵画なるかな
12
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みな☆じん
しやぼんだまのやうなる日日は日だまりにストローふたつ残したるまま
4
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なりあきら
遠い日に 一目のみ見た その花は 今もその名も 知らぬ花かな
5
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虹岡思惟造
冬枯れの樹々が連なる参道に隠れるように咲く寒桜
6
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舞
果てもなく 粉雪吹雪く 北の地に 赤を点して ナナカマドの実
10
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夕夏
とうきょうはしなんばしょいうひなんばしょこうきょうもすむほりにじゅうばし
0
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詠み人知らず
遠き日の田んぼ紅敷くれんげ草若き母居てむすび食む吾
14
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夕夏
つれづれにきみといてなおみたされじはつこいのひといまくらぶれば
2
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び わ
梅の木が美しき花散りばめて春は近しと呼びかけており
6
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茂作
冬の畑白菜の葉の縛られて 一つ殘るも寂しかりけり
18
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こるちぞう
賢いが態度大きいおを附けておちびすけさん猫を呼ぶ母
4
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横井 信
寒波来る冬の田んぼで春を待つ土をおこして大地が香る
13
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夕夏
せんていのさぎょうをすればなにごととびたきやからすまとわりつきぬ
0
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みな☆じん
夢と知りなほみる夢にぷかぷかと泡を吐きをり秋の金魚が
5
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夕夏
にゅうりょくのとちゅうにいずることのはをたたきだいにしだいよみつのる
1
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