うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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横井 信
出張の朝もじめっと雨の降る気持ちの乗らぬ駅の階段
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杜鵑草
来む世にも逢ひやすべきと朝夕に般若心経唱へつるかな
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仙人の弟子
大雨に 雷鳴ひびき 雲隠れ 花香漂う のどかな春よ
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ハジメ
取り溢れてしまう瞬間を描いていくいつかそれが吾が道となる
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痴光山
久々に風和ぐ畑の春昼は 蝶の二匹の挨拶長し
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滝川昌之
しめ縄の出雲の社の太さまで息子二人の良縁祈願
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ななかまど
雪のこる山の傾りに吹く風は春を奏でてゆくオルゴール
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只野ハル
この頃は雨が多いね冬の終りがもう近い一雨ごとに
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トウジさん
肩なんて濡れてもいいとお互いが相傘寄せやる春の糠雨
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検非違使案主
ほとときすなきつるかたをなかむれはくるひさきなそたとへうしかな
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音蔵 雅秀
雨降りて 好きな散歩に行けぬまま 父を見送る息子かなしき
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音蔵 雅秀
まだ桜咲かねど空は 花曇り 三寒四温そろそろ幕引き
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音蔵 雅秀
輝けど いつか消え逝く とき来れば 時の無情さ 生の儚さ
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音蔵 雅秀
大儀とは 己が都合で作り出す 錦の御旗なること多し
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音蔵 雅秀
容易には 暴動起こさぬ日本人 誇れることか 従順すぎるや
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へし切
風のよに白雲のよにさわやかに残る齢をなほ穏やかに
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なりあきら
春風は 見える見えざる 様々に 咲ける咲かざる 気の向くままに
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夢花火
一人旅 風の如くに 優なれば 幸せ感ズ いろはにほへと
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舞
登り来て悼む社のクルス像ぬかづく影は深き静寂に
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び わ
菜の花が庭のあちこち黄色で飾りじっと眺める妻の作品
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