うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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Aquarius
劇的雨むらさき雨情夜の雨遣らずの雨に大阪しぐれ
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恣翁
隣家の爪弾く琴に 交へたる 春雨の音を聴ける午後かな
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さとる
あでやかに 咲う紅梅 空青し 高く響けや 鶯の歌
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猿丸
嶺の上の、花を手折るが、慎まるべく、言はれぬ恋は、わりなきものなり。
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海野 冬雪
ひな祭り過ぎても風の冷たさも 冬、北へ帰る明かし夕暮れ
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うすべに
田おこしのあと行くさぎの羽たてて 揺れる竹林風がまた泣く
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痴光山
啓蟄や台地の畑にひとら見え 耕運機鳴りひばり混じれり
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わかばみち
青空は歴史と対で語られるあの日の空は抜けるようだった
9
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ななかまど
駆け引きの行き着くところトランプに嗾けられた無理数の山
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へし切
うるはしき大和はまほろば言の葉を紡ぐこころは四季を言祝ぐ
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中康
風すさぶ オレンジ色の 外灯に姿見送る 窓に花雪
4
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中康
冬タイヤ 都会の雪に 出番あり朝に役立ち 役目終えるか
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継海
巣籠もりの畑土に重きショベルカー蠢くものの啓蟄も見ず
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ひよどりよりこ
花から花へ手渡す春の言伝ては梅の香かよう風のまにまに
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ひよどりよりこ
紅梅はまなこを持てり睫毛重たき瞬き微かなる眼を
1
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ひよどりよりこ
梅の花緋く緑を瀆すとき貪婪の春腐臭たけなわ
1
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ひよどりよりこ
どの風も一心に梅をさし春を求める冒険者たれ
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舞
家路行く はぐれ鴉の ぬばたまの 翔べぬ翼に 降るなごり雪
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びわ
小雨降る弥生の月が如月に服を重ねて又冬籠り
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茂作
雛仕舞ひせし幼子の心かは 消えてもをしき春のあは雪
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