うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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積 緋露雪
鱗粉に情念見るは惡癖か夕闇の中揚羽蝶舞ふ
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積 緋露雪
ひりついたといふ言葉で語られるあいみよんがとても不憫でならぬ
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詠み人知らず
初なつの 野ら化粧ずる黃色の 咲き匂ふては紅花榮
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うすべに
うのはなの雪を揺らせてあおあらし 忍び音をきく葉擦れの向こう
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積 緋露雪
紋白蝶吾自轉車で横切るとその風蝶を卷き込みてどうもどうも
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滝川昌之
先生の悪口なんて黒板かトイレに書けよネットじゃなくて
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睡密堂
薔薇の木にかすみ草など咲かぬから引き立て役は日陰の蕾
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トウジさん
朱色と君の思ひ出ぼやけてく五月躑躅は奢れどさびし
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へし切
身の規矩の乏しくかなはぬ人ありて 政ごち預る いと疎ましき
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悠久
道端にひとかたまりに寄り添えしすみれ今にも羽ばたかんとす
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痴光山
土手を来る幼の二輪はぐねぐねと「速いね」「うん！」もっとぐねぐね
6
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舞
妻の足揉んでやりつつポツポツと思い出などを話す静か夜
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葭堂
サミットに 戦う大統領を 出迎えて 宇品の人は 手を振りけり
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葭堂
制服に ゲートル巻いて 銃を持つ せめて軍服 着せてやらねと
1
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なりあきら
ゆらゆらと 柳が揺れる 隅田川 かげにうつろう 山吹の花
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び わ
歯医者さん吾が歯隅まで磨き上げ目を閉じじっと手足を延ばし
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恣翁
花の香の夢を惜しむか 樹々の葉の匂ひを運ぶ初夏の朝風
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ＫＥＮ
煩悩を 糧に謀叛の 我が細胞 医師が差したる 画面で嗤う
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茂作
鉢二つ貰ひて外に竝べけり 咲ゐて知れるや薔薇の赤白
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横井 信
雲のない空が広がる青々と山にみどりの風が生まれる
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