うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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横井 信
長月の虫の音聞いて夜中まで宿題してる子供の背中
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恵雪
床臥して野分名残りの雨音に耳澄ませたり咳きの間に
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仙人の弟子
大木の雫を頬に受けながら風はそよそよ川沿いの道
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茶色
物干しの日差しがあたる角度から秋への歩み感じ取る午後
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兎桃
西園の社の下の集落に飾りとするか青藁干せり
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海野 冬雪
空のあお 峰々のあお 雲のしろ みっつのいろしか みえないとこさ
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うすべに
あるじなき庭の夏草おとろえて 自転車のぞくひぐらしの鳴く
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滝川昌之
始球式デコピンだけが可愛くて大谷さえが脇役になる
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痴光山
今朝唸るつくつく法師を寿ぎぬ 雨なき蒼穹のあるを知り得て
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薫大将
試驗前勉強すると友連れて部屋に轟く笑ひ聲かな
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ななかまど
時経てば記憶の水面なみたちて忘れたき忘れたくなき人浮かびくる
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光る君
夕されば君を慕んで戀ふ泪拭ひし袖に秋の初風
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光る君
久々に友と出会って出た言葉薬が増えて小遣い減った
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光る君
日野嶽に懸かる望月眺むれば都の君が想ひ出でらる
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光る君
明太子 残り僅かなフリカケに親子でバトル朝の食卓
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ガビー
レコードに針を落とせば歌ごとに 今と過去とが繋がる不思議
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へし切
気楽だとひとり暮らしを強がりで言ひても過ぎる孤独死のこと
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茶色
長月は雨で始まり外見やる空の青さをただ待ち望む
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茶色
扇開け描かれし絵画目を見張り光る君への想いかき抱く
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高松 蓮
嵐去り 高い青空 白い雲 クマゼミ止めば 鳴くのは風だけ
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