うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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山本克夫
現実もつまんない小説のようで十二ページ目あたりに立ち止まる
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山本克夫
まぶしさに慣れない腕がいつまでもトンネル工事をつづけているの
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山本克夫
君がいない事ぐらいの違いで気がつけばそこにはもう七月がいて
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詠み人知らず
きゃらきゃらと笑いさざめき過ぎてゆく娘らの指はまだしなやかで
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詠み人知らず
ベランダにちいさなトマトがなりましたあたまに緑のちいさなリボン
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詠み人知らず
バス停に忘れ去られたいっぽんのかさ朽ち果ててゆき夏が来る
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七
君の背の 滴る汗が 馨しく 只しばらくに 五感の隷
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たんぽぽすずめ。
百年の恋を失くせば栗花の香ぞする夜を幾度も越える
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紫苑
絵空事詠めばうつつを思わざり 目にたたぬこそふさわしからめ
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やすむ
これからはもうふたりだけになっちゃおう晴れの舞台でばらしてぜんぶ
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soulword
便利になるのはよいけれど心休まらず渋谷から終点の表示消えゆく
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七
紙を折る 真白な指が 汗をかく 萌える紫陽花 踊り寄る鶴
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詠み人知らず
真実に人を思へばその名をも住処も世には晒すまいとぞ
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文月郁葉
死をもってひとつの時代が終わるのを噛みしめくぐる夏越の祓
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七
たましひの ことばきこえぬ 目眩恋
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七
これやこの これやこのひや これやこの
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ちりピ
寒いってくらいの理由で泣いていいほどには子供じゃもういられずに
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志慧
君の肌なぞるみたいに滑ってく僕の言葉ぼくのことばが
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詠み人知らず
草を食むオスになりたし断ちもせで丸き乳房の夢にも泣かで
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紫苑
夏の恋夜目にも白きうすものに柄なき帯でいそぐ街角
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