うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
きみがもし 夢ではかなしいこどもなら ねむの木の花 飾ってあげたい
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羽
思いきり泣けと言うけど不意討ちで泣きたいのです本も映画も
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高地えりか
「嫉妬」など、およそ似合わぬ可憐さで黄色い薔薇はのびやかに咲く。
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羽
棘のある言葉をおさえきれなくて涙のような返り血あびる
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只野ハル
鉄人も神戸の大地に立つのなら次は「ありな」を秋葉にかな
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只野ハル
心に浮かんだ思いひとりごとそのまま書き留め下手な字だなって
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只野ハル
晴れが続いて疲れたから雲のカーテン引いて今日はお休みかな？
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只野ハル
曇り空を見上げようその上にある青い空思って見上げよう
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只野ハル
立て掛けた掲載誌見つめその中にいる歌人を思う戻る日を
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水煙
カササギの渡せる羽で連れ去れと思う上司と飲む祭りかな
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詠み人知らず
もう少し 力を抜いて みませんか？ あなたに眉間の シワは合わない
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詠み人知らず
ふわふわな真夏の雪を食べながら一緒に見上げた大輪の花
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銀
史上最大の危機です 淋しさに溢れだしてく 紫陽花の露
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田中ましろ
地下鉄の「広尾ー、広尾」が「疲労」って聞こえてもまだ遠くのあした
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水煙
若草の薫に酔い我も迷うなり 木陰は濃ゆくいのち溢れる
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詠み人知らず
いちにちを誰とも会はず過ごす日のときゆるやかに流るるを知る
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水煙
生臭く湿る木陰に紫のつゆくさありて 銀河流れる
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水煙
鳥かごが壮麗なりと自慢する 鳥は飛べるに親子面談
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紫苑
楡の木のしたに広がるひとの世はみにくくかなしそしていとおし
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紺
きょうだけはうれしくないな 寝る前にかばんに詰めた折りたたみ傘
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