うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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螢子
我が手にて植えたる早苗成長し風に揺れるは波のごとくに
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リンダ
コスモスの花びらついたジャケットを問いただせずにそっと寄り添う
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螢子
庭に出で水撒きたる夕間暮れ悲しみ色に染まる西空
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リンダ
背の高い緑の中にうずくまり見つけてほしくコスモスになる
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リンダ
迷ひ蝉なにを思ひて忍び込む六階なのに疲れはせぬか
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ちゃー
君色に染まりたくても叶わない 私の心 真っ黒だからさ
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リンダ
上海発おはようメールはイライラと「蝉がうるさい」鳴くのはオスだ
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紫苑
末までと言いて切りしにはたらかぬひとの狡さがたまらなき夜
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リンダ
あたまたれおじぎしているひまわりにごくろうさまとこえかけていく
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詠み人知らず
人間て とっても不思議な 生き物ね 見えぬ触れぬ 心を洗う
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佐々一竹
鴨川のほとり夏空夕まぐれトランペットの練習の音
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月子
白黒をはっきりさせずにいることは 優しさなのかズルさなんだか
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羽
水底を見つめるようなまなざしが肩にそそがれ浮かぶ静謐
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詠み人知らず
朝方に見た夢の中蜘蛛の巣に絡まっちまったケサランパサラン
5
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天野
物理的に遠くて会えないなどという大義名分なくなったなら
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詠み人知らず
夏雲が湧き立つなかにひとりいて迷子のままのあのこを想う
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詠み人知らず
つみびとが きよきはなつむ みちのべは そよぐかぜさへ うれひにしずむ
9
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由良
指を折り三十一文字を数えつつ言葉を紡ぐ姿勢は変わらず
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由良
紆余曲折振り返ればそんなでも幸せと思えるのが幸せ
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由良
君守る そんな力はないけれど幸せ願わずにはいられない
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