うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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美久月 陽
涙などもうひとすじも流れないペールブルーの空から降る雨
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美久月 陽
そのゆびでそのくちびるでなにをなす このゆめでなし あのゆめでなし
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ありぎりす
波風を立てずに生きてゆくことは容易いようで難しきかな
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恩田ヘヴン
蒼穹の片隅おしろい塗り母は三歩下がりて父の背見守る
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ありぎりす
夏花は月替わりでも咲きつづく一夜で変わる議員哀れよ
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たんぽぽすずめ。
より好きを求めて我の過去を掘り咲かせた君に嫌われたのだ
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人 さわこ
しゅわっちのヒジのぶぶんを撫でてたら神経性胃炎がなおった
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紫苑
携帯に突慳貪な応えせしに夫ならざればひたすら詫びる
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人 さわこ
少しだけあなたのホワセオテーダラスリガモロワを分けてください
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山本克夫
かなしみにうつむいた鳩だね この夏のひまわりの種をあげよう
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山本克夫
コンビニで百円のおにぎりを買ったレシートがまだ生きているという確証
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山本克夫
何に追いかけられているのか判らないけど何か逃げている感覚にいる
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山本克夫
出さないかもしれないし出せないかもしれないしいっそのことルーン文字で記す手紙
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人 さわこ
そう言って彼は、海を飲み始めた 飲み干すまでは声をかけない
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卯月
泣きながら滲んだ黒で塗り潰す眠れぬ夜に昇るオリオン
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まき
「友達になる」ってどういうことなのかふっと呟く私のともだち
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詠み人知らず
ぬぐいさることのできない哀しみの琴線を抱き咲く曼珠沙華
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氷魚
文月に手紙書かず葉月も過ぎて長月漸く硯を出した
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羽
どっちでも転がる先に道があり同じ空だよ くよくよすんな
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mijinco
いきたいと おもう山には 自らの足でのぼるか 想うしかなく
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