うたの一覧
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御子左 俊成
朝あけの窓吹く風は寒けれど春芽の息吹薫る曙
10
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リンダ
巻き髪を誉めてくれたひと遠く50センチは永遠のまま
6
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リンダ
鈴ならし神様呼びて願うのは毎年おなじ家族の健康
2
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只野ハル
月明かり尽きぬ想いの文箱にしたため積り固く閉ざされ
2
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只野ハル
月の面淡墨色に舞いて落ち積りて白く照り返す雪
11
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只野ハル
親や同僚に合わせてばかりいる僕は僕を未だ知らない
1
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只野ハル
変化の年を見送った変われない僕の今年最初のため息
1
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只野ハル
親を訪い自分が作る雑煮と配達のお節を食べた元旦
4
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久哲
うどんすきのウドンが何故か中華そば めでたくもありめでたくもなし
0
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下地杏
グローバルスタンダードをあしらって魚眼レンズで覗くトーキョー
4
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下地杏
何からも等しく遠いファミレスの窓際で読むドストエフスキー
13
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たんぽぽすずめ。
お疲れの一声だけでまた明日に歩いて行ける みんなそうだよ
4
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卯月
筆ペンを買ひて二人で手習ひす吾が子の名前 今宵御七夜
5
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たんぽぽすずめ。
寒風に蕾が目覚む寸前の椿となりて真っ直ぐ歌う
10
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詠み人知らず
もう誰も戻ってこないふるさとの雪に埋もれてゆく祖父の墓
8
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山桃
初日入り雲を桜と散りばめて紅赤き約束ひとつ
5
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たんぽぽすずめ。
会いたさの目盛りと逆に軒へ干すあま鮭痩せて 寒き新潟
7
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四季野 遊
夕暮れの穏やかそうな暗闇の意地悪に泣く松の内かな
2
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四季野 遊
良い年でありますようにと祈るためひとまず涙を区切る門松
4
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四季野 遊
初夢は薬で眠って泥沼にさ迷いて咲く蓮の我が花
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